写真の上にポインタを持って行って下さい。

写真の説明が出ます。

白馬岳(2回目)

2932m

2005・7・8〜9

長野県白馬村

 

2005年夏の北アルプス山行第一弾! 

後立山連峰北部に連なる白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳の白馬三山縦走にトライ!

このコースは 大雪渓あり! 高山植物の豊富なお花畑あり!

そして高所の温泉 鑓温泉がある 面白いコースだ。

 

3年前にボクは知人と ココ猿倉から白馬岳に登り 栂池へと縦走した。

あの時の稜線からの風景 ワイフにも見せてあげたいと思っていたら

ワイフが「スカイプラザのチーズケーキが食べたい!」と言うので・・・

今年の北ア第一弾は 白馬に決定!

 

今回は 白馬三山を縦走して 鑓温泉を経由して猿倉に戻るルートにしてみよう!

事前に 白馬山荘や鑓温泉小屋などを経営する白馬館に問い合わせ

雪渓や鑓温泉へ下るルートの残雪状況を確認・・・バッチリ 計画を練った!

〜1日目〜

猿倉〜白馬尻〜大雪渓〜葱平〜小雪渓

〜村営頂上小屋〜白馬山荘〜白馬岳〜白馬山荘

(右の地図をクリックすると大きくなります)

猿倉荘

7月7日 会社から帰宅してから 20時30分自宅を出発!

白馬猿倉に到着したのは 8日1時だった。

車の中で 仮眠をとったけど・・・

夜半から雨が降り出し・・・・数回 目がさめた。

 

朝5時に起きたときは 思いっきり・・雨

なんなんだぁ・・・?

天気予報 ウソついたんかぁ??

 雨は 止みそうにない・・

 

レインウェアを着込んで

6時10分 猿倉を出発・・・・。

 

歩き出すと それでも雨は

小雨に変わってくれた。

小雨の林道の脇には

けっこう 花が咲いていた。

レインウェアを着て 出発!

雨は小雨に・・

 

猿倉〜白馬尻で見かけた花>

クリックすると大きくなります

ウメバチソウ キヌガサソウ

白馬尻小屋に到着

7時9分 小雨が降り続く中 白馬尻に到着!

ここには 2軒の小屋があるが上の方にある白馬尻小屋の前の

「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」の石の標識にワイフ感激!

 

3年前に来た時とは 小屋の位置が変わっていて

規模も大きくなっていた。

たしか 昨年土砂崩れで崩壊し 建て直した小屋だ。

 

ここから 大雪渓に突入する。

大雪渓を見上げると・・・・・・な なんと・・ガスで 視界悪いぞ〜!

ガスにおおわれた大雪渓

ガスで前が・・5m前が・・・見えない・・・

3年前にボクが登った時は大雪渓の終点 葱平がずっと見えていて

それを 目標に頑張って登ったけれど・・・

今日は ガスで 何も見えない・・・・・

目標の無いまま ひたすら一歩一歩登るのみ・・・キツイなあ

ガラガラガラ・・・・落石の音が・・体が 固まった。

3年前の落石が頭の中をよぎる・・

ひっきりなしに左側の斜面から落石があり 登山ルートを落石が

横切っていった・・・・・。

今回の落石の規模は小さかったようだ・・・ふぅ〜

 

それでも 徐々にガスが晴れてきた。

目標の葱平こそ 見えないが

雪渓上の 人の姿は 確認できる。

 

(ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!!

ついに・・・葱平も見えたぁ!

ガスが・・・切れた!

 

視界がほとんどない・・

左奥に葱平が見える

ガスが 切れた。

が・・

また ガスが・・・

 

その繰り返し・・

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は  クレパスが多い。

大きくて 深いクレパスが 数箇所・・・・。

だいぶバテてきたかな・・?

大きくて 深いクレパス

9時23分 葱平に到着!  いつのまにか 雨は止んでいる。

大雪渓の方を 振り返ると・・・

また ガスで 何も見えない・・・ワイフの姿も見えない・・。

大丈夫かなあ・・・・そこに 大きいクレパスあったけど・・

 

ガスが晴れて・・・・9時40分 ワイフも無事に到着・・。

ワイフも 無事到着

葱平にて しばし休憩・・・アイゼンを外し 水分補給。

ボクは ワイフを15分以上 待っていたので 体が冷えて 寒さに震えながら

ワイフの体力回復を待った・・・・・雪渓を吹き下がる風は 寒かったぁ!

 

9時55分 休憩を終えて 小雪渓を目指し登り始めた。

雪融け水が流れる登山道の脇には キレイな花が多く咲いていた。

 

猿倉〜白馬尻で見かけた花>

クリックすると大きくなります

ウルップソウ

ミヤマキンポウゲ

シナノキンパイ ミヤマオダマキ

シナノキンバイ

三年前 山頂小屋直下で 初めてウルップソウを

観て、この花の名前をおぼえました。 

その後 毎年 八ヶ岳で観ますが 

なんか 小さいカンジがしてました。

今回 白馬で観て 確信しました。

やはり白馬のウルップソウは 八ツより一回りデカイ!

ココが 小雪渓

葱平から約1時間登ると

大きな石に赤い矢印が・・・

ここからこの雪渓を横断します。

ここが 小雪渓です。

今回は 人が多く通ったようで

かなり 踏み固められていて

通過するのにも 

恐怖心は無かった。

ガスで 下が見えないのも

よかったのかも・・・

小雪渓 横断中〜!

小雪渓を渡り終えると たしかキツイ登りが1時間続いた記憶が・・・

歩き出して すぐに 村営山頂小屋が 見えるが

なかなか近づけない・・・やっぱり キツイ登りが続く。

 

でも 上の方は 

風で雲が流れていて

時折 青空が見える・・・

天気 良くなるのかな? 

o(^ー^)oワクワク

 

レ(゜゜レ) ガッツだぜ!
今年は 花の時期が早いようです

それにしても

予想外に 花が多いなあ・・・・。

まだ 時期は早いと思って

期待してなかったのに

(3年前は

ほとんど花は観れなかったのに・・・)

これは うれしい想定外・・・。

 

これも・・・

地球温暖化が原因なのかな・・・?

最後のガンバリ・・

稜線に青空が・・

ハクサンイチゲ

キツイ登りが続くけど・・・天気は 回復の方向みたいだし・・・

予想外に 有名な白馬のお花畑を目にすることができ・・・

なんか 楽しくなってきちゃったなぁ・・・・・

 

12時6分 村営頂上小屋に到着!  遅れて16分 ワイフも到着!

ここで 昼飯に・・・小屋で ラーメンを食す。

山で食べるラーメンって なんで いつも 美味いんだろう・・・。

V(^0^)

 

白馬山荘に到着!12時41分 食事と休憩を終え

白馬山荘目指して 最後の登り・・・

先ず 山頂小屋の裏手に登り 稜線へ出る。

そこから白馬山荘までは すぐだ!

・・・・・が 足が重い・・・けっこう 疲れたぁ!

 

13時1分 白馬山荘に到着。

ここから 白馬岳山頂が見える。

山頂は ガスがかかったり・・・切れたり・・・

数分後とに かわる山頂

風が 相当強いのかな?

 

白馬山荘前のベンチにザックをデポして

白馬岳頂上に行ってみることに・・。

13時9分 山頂に向かって歩き出す。

白馬岳山頂 2932m山頂へ向かう登山道   風が強い・・・

ザックがなくて 最初は体が軽かったけど

すぐに足が重くなった・・・・

前回は 翌朝 登って 9分で頂上に着いたのに・・

今回は 登りがキツイ・・・

まだかよ〜〜〜山頂は

 

13時24分 やっと頂上に到着!

強風とガスで全く眺望の無い山頂には

誰一人居なかった・・・貸切だぁ!

 

 

ガスが深いので ブロッケン見れるかな?

って ガケ側に立ってみたけど・・・

無駄だった・・・・。

白馬岳は「花の山」とは

よく言ったもので まさに・・

あたり一面のお花畑は

圧巻だった。

ガスで眺望は 全くなかったけど

この お花畑で 満足できた。

一応 ツクモグサ

腐りかけたツクモグサを

一株見つけた・・・

(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

あたり一面 お花畑

山頂は強風で寒くて 13時35分下山開始・・・13時44分白馬山荘に戻ってきた。

早速 小屋へ入って受付・・・・

今年は白馬山荘百周年で 記念のてぬぐいをくれた。

白馬山荘百周年記念のプレゼント

ボクらの部屋は「剣」・・前回の「五竜」の隣の部屋だった。

でも広い部屋 二人で使えて・・ラッキー! V(^0^)

念願のチーズケーキに満足部屋に荷物を置いたら・・早速 スカイプラザへ

ワイフは念願のレアチーズケーキ

ボクは生ビールとおでん

う〜〜〜ん 美味い!!  生き返ったぁあ!

売店で 百周年記念バッチを購入

 

さて ヒマになっちゃったな・・。

ガスで 眺望もないし・・・

夕飯まで 寝ようかな・・

生き返る〜〜〜

杓子岳と白馬鑓ヶ岳夕飯の前まで グッスリ眠ることができた。

6時からの夕食を食べて やはりヒマになった。

窓の外は 相変わらず ガスで真っ白・・・

また 寝ようかな・・・

 

しばらくして 目を開けると・・・・

(。-_-)ん? 

目に入ってきたのは 窓の向こうの青空!

飛び起きて 窓から外を見ると

青空と夕日!

ガスが晴れて キレイな眺望が・・・・

 

カメラを手に 急いで外へ!

 

← 奥に「白馬鑓ヶ岳」 手前が「杓子岳」

夕日の旭岳

白馬岳山頂

立山連峰もキレイに見える。  中央に 剣岳

クリックすると「剣岳」が 大きくなります

白馬山荘からの夕焼け

山荘の人に 明日の予定を訊かれ 「白馬三山縦走して 鑓温泉経由で猿倉へ」と答えると

鑓温泉への下り 残雪が多く危険なので 辞めた方がいいという。

杓子岳・鑓ヶ岳までピストンで行ってきて 大雪渓を下った方がいいとアドバイスされた。

山荘の人に いろいろ情報を訊いて 検討した結果

所要時間は 8時間くらいになりそうだけど・・・・

その方が いいかな・・・・。

 

明日は 予定変更・・・・・・白馬三山 ピストン  大雪渓で 下山だぁ!