三ノ沢岳・宝剣岳・木曽駒ケ岳
2846m 2931m 2956m
2011・10・8〜9
長野県駒ヶ根市
〜1日目〜
千畳敷〜極楽平〜三ノ沢岳分岐〜三ノ沢岳〜三ノ沢岳分岐〜宝剣岳〜宝剣山荘
中央アルプスの山には 過去 残雪期の6月に2度ソロで木曽駒に登ったことがあるが 雪の無い千畳敷を見てみたくなった。 ワイフは まだ千畳敷に来たことがないし・・・・ なによりも・・・ボクが三ノ沢岳に登ってみたかった。
中央アルプスの中で 唯一 独立峰の趣がある三ノ沢岳。 あまり登る人がいないようだけど・・・・魅力のある山だ。
7日21時半過ぎに自宅を出発。 8日1時前に菅ノ台バスセンターの駐車場に到着。 車の中で仮眠する。 |
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3時半頃 トイレに起きると・・・・あれ? チケット売り場に 人が並び始めている。 急いで ボクも参戦する。 |
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あっという間に チケット売り場に長蛇の列ができる。 運よくボクは 前の方だ・・・<o( ̄^ ̄)o> エッヘン!! 4時 チケット販売開始! チケットは なんなく買えたが バス乗り場には ザックで順番をとっている人が多くて ボクは けっこう後ろの方に・・・・始発のバスに乗れるかビミョー。 5時8分の始発のバスの前 5時に臨時便が出た。 ボクらは このバスに乗れる最後の2人になった。 乗車口の所の2つ並びの小さな補助席・・・・非常に狭かった。 しかし・・・これが幸い バスから 早めに下車できて 始発のロープーウェイに乗れる最後の2人になれた。 ラッキ〜! V(^0^) |
始発のロープーウェイで千畳敷へ |
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ロープーウェイで千畳敷を目指していると 南の空がピンクに染まってきた。 5時43分 千畳敷に到着! すぐに雲の多い南アルプスから御来光! 南アルプスから 御来光 千畳敷の駅の中で 持参したオニギリで朝食を済ませる。 準備万端 いよいよ駅の外に出る。 そこには 青空の下に 千畳敷カールが広がっている。 |
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雪の無い千畳敷は初めてなんだ・・・・ |
登山口に駒ヶ岳神社 後ろに宝剣岳 |
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極楽平への登山道 |
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千畳敷カールへの入口の所に 小さな駒ヶ岳神社がある。 千畳敷カールに入っていくには 神社の右の登山道。 ボクらが 目指す極楽平へは 神社の左の登山道を登って行く。 |
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整備された登山道を登る |
6時30分 千畳敷を出発! 極楽平と呼ばれる稜線を目指す。
整備された登山道をゆっくりと登り稜線を目指す。 この登山道を登っている人は 少ないようだ・・・ みんな 千畳敷カールの方を登っていくようだ。
6時53分 極楽平に到着! 稜線上は 冷たい風が吹いている。 防寒対策を念入りにする。 |
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極楽平に到着 |
目指す三ノ沢岳が見える |
御嶽山が雲の中に浮かんでいる |
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7時5分 極楽平を出発! 宝剣岳方面に向かって歩く。 10分足らずで 宝剣岳を目の前に 三ノ沢岳への分岐に到着! 三ノ沢岳への トレイルは キレイな稜線歩きに見える。 ワクワクo(^ー^)o でも・・・実際歩くと・・・とんでもないトレイルだった。 あまり 歩く人がいないからだろうか? 腰の高さから ボクの胸くらいまでの高さのハイ松の中の狭い部分を 歩いていく・・・飛び出した枝や根が 体に突き当たる・・・┓(´_‘)┏ かと思えば・・・鎖もロープも梯子もない岩を攀じ登る。 これが 登山道?・・・って 所もかなりあった。 |
三ノ沢岳への分岐 |
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三ノ沢岳へのトレイル |
ハイ松が 腰まで |
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攀じ登り・・・ |
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足が傷だらけになりながら歩いて あれ?? 登山道に合流?した。 なんで? 一本道のハズだけど? 合流した 登山道の下方向を見ると Σ( ̄ロ ̄lll) ケルンがあるぞー! そして・・稜線上に トレイルがある。 ヾ(^o^;)オイオイ 今まで ボクが歩いてきた道は? なんだったんだあ???
気を取り直して・・・ 正規の(?)登山道を登る。 ポリポリr(^^;) あれが 頂上? っつーピークを いくつか越えて歩く・・・。 大きな石がゴロゴロのピーク・・ 絶対 今度こそ・・ あれがピークだ!・・・と 思う。 |
あれ? こっちが・・メインルート? |
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あれが・・・絶対 山頂だ!・・と思う・・・いや 願いたい。 |
三ノ沢岳 三角点 2846m |
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高い方の頂上 |
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8時51分 三ノ沢岳(2846m)に到着! ただ・・・ここは 三角点があるけど・・・・どう見ても すぐ横に もっと高いピークがある。 大きな石が積み上げられたような ピーク! ワーイ♪ 貸切だあ! V(^0^) 南アルプス・・・鋸岳〜光岳・・・ぜーんぶ 見える!!・・・・写真は ぼやけちゃった・・┓(´_‘)┏ |
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鋸岳 甲斐駒ケ岳 アサヨ峰 仙丈ヶ岳 北岳 間ノ岳 農鳥岳 |
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槍穂連峰までハッキリ見えたけど・・・写真は ちょっと ぼやけて 見難いので・・・・カット♪ | |||
御嶽山 |
木曽駒 中岳 宝剣岳 |
宝剣岳の左に 宝剣山荘 |
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9時45分 静かな山頂から下山開始。 今度は・・・・正規(?)のケルンのあるルートで・・・・登り どこで間違えたんだろう??? 今日のメイン(?)・・・宝剣越え もうすぐだ! 待ってろよ 宝剣! |
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撤収〜ッ! |
さぁ・・・ 目指せ! 宝剣岳!! |
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今度は・・・正規(?)のルートで |
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11時27分 稜線上の分岐に戻ってきた。 ここで 昼食にしようと思っていたが・・・この稜線 相変わらず冷たい風が吹きまくっている。 ガスで宝剣岳へのルートがが見えなくなっているし・・・でも なんか面倒になってきた。 (*’-’*)アハハ♪ その時 さっきまでガスの中 見えなかった宝剣岳のガスがとれ 全容を見せ・・・風が止んだ! 今だ! この機を逃さず・・・11時27分 宝剣岳南陵に アタック開始!! |
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分岐に戻ってきた |
険しい姿の宝剣岳 |
宝剣岳に向かって・・・GO!! |
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この岩の上で足を滑らせ・・・一瞬 両足が浮いた・・・ふぅ〜ッ |
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一旦下ってから いくつか(3〜4つだと思うけど・・・おぼえていない)の岩稜ピークを越えていく。 垂直に近い壁をクサリを握って 登ったり 下ったり・・・・ |
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クサリを握って 狭い岩の上を渡る |
垂直に近い岩登り |
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クサリで垂直に下る |
左下に千畳敷カール 赤い屋根のロープーウェイ駅 |
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気の抜けないコースに 冗談も出なくなり いつになく真剣モード突入〜ッ!! ワイフに 「ここ 気をつけろー!」とか「ここに足を置けー」とか叫ぶと ワイフも 真剣モードで 「ハイ!」という 短い返事だけになっていた。 |
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高度感たっぷり♪ |
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12時20分頃 無事 宝剣岳(2931m)山頂に到着! 無事山頂に到着した安堵感 今来たルートを 暫くボーっとしていて 到着時間がハッキリしなくなっちゃった。 ポリポリr(^^;) さっきの分岐地点が すぐ近くに見えるけど・・・ 実際は 登ったり下ったり いくつかのピークを歩いて(?)きたので 長〜く感じたルートだった。 今まで一番緊張したルートだった・・・ここは。 よく滑落事故がある所だけど 冬にここを通る人の気がしれないよ・・・┓(´_‘)┏ |
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宝剣岳 2931m 山頂 |
眼下に千畳敷カールが広がっている |
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宝剣岳山頂は だ〜れもいなかった・・・完全貸切の山頂だ♪ V(^0^) 山頂の一番高い地点 尖った岩の上に登って写真を撮る人がいるけど ボクは・・・と〜んでもない!・・・無理! 無理! いつになく弱気のボク・・・(*’-’*)エヘヘ♪ 山頂からは 千畳敷カールが一望できるが 今年のこの時期 紅葉はしていないで ただ枯れた薄茶色の地形に見えるだけだった。
暫くすると 北陵側(宝剣山荘の方)から 何人も続いて登ってきた。 狭い山頂なので 12時34分 ボクらは山頂を譲って 下山することにした。 |
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山頂直下 岩壁をクサリを使ってトラバース |
その後は 2本足で立って歩ける岩場 |
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下山は南陵側を下って 宝剣山荘を目指す。 南陵側への下りは 山頂直下に クサリを使って岩の壁に張り付いてトラバースする所がある。 ここだけクリアすれば あとは普通に2本足で下ってこれるルートだった。 所々(3ヶ所ほど)に 登山指導員が立っていて 登ってくる人に アドバイスしていた。 こちらは ルートも短く 12時41分 宝剣山荘に到着! |
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すぐにが目の前に・・・宝剣山荘 |
宝剣山荘は 今日のゴール地点。 お疲れ〜らいす♪ V(^0^)
今日は けっこう混み合うそうで それでも 予約をしてあったので 6人部屋に8人にしてくれた。 布団はキレイなふかふか布団。 8人で6枚ということだが 結果的に 暑くて 必要なかった。 |
宝剣山荘み到着 |
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腹へった〜ぁぁ! 結局 昼飯抜きにしちゃったから。 先ずは・・・・生ビールで ( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ おでんと枝豆・・・やっと昼食にありつけた・・・ (*’-’*)アハハ♪ 17時の夕食までは まだ たっぷり時間があるので このまま持参したウィスキーで喉を潤す♪ |
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( ^_^)/□☆□\(^_^ ) |
やっと・・・昼食(?) |
そして・・・ウィスキーへと・・・ |
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さすがに眠くなってきたので 3時過ぎに1時間半ほど 仮眠をとる。 そして 17時 夕食。 今夜は170人の宿泊で 夕食は17時と18時の2回戦だそうだ。 |
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夕 食 |
夕食時 向かい合わせの席の 御夫婦と楽しい会話が弾み メニュー以上のいい食事となった。
夕食後 アーベントロートを期待して 外に出てみたが ガスガス・・・・・ まったく何も見えず 部屋に戻る。 さて・・・何もすることが無くなった。 寝るか・・・・。 |
これじゃあ・・・何も見えない |