写真の上にポインタを持って行って下さい。

写真の説明が出ます。

北岳(3192m)

2004・8・14〜15 初テント泊

山梨県

 

〜1日目〜

広河原〜二俣〜八本歯のコル〜北岳山荘

日本で二番目に高い山 北岳

日本で四番目に高い山 間ノ岳

この山々を 初のテント泊で

ワイフと登ろう!

前回 北岳日帰り山行の時

だいぶキツかったので

重いザック背負っての登り

ちょっと不安だけど・・・

 

一日目 北岳山荘でテント泊

二日目の朝 間ノ岳まで往復して

その後北岳経由で下山という計画

 

初めてのテント泊山行

荷物をまとめてみると・・

ボクのザックが17Kg

ワイフのザックが12Kg

なんか一泊にしては 重過ぎないかなあ?・・・でも なんか忘れてるような・・

6時頃広河原に到着  天気は青空 最高だぁ!

広河原では 山岳救助隊のヘリが 救助訓練をやっていた。

6時半 広河原を元気に出発!

ワイフも 大きなザックを背負ってる

吊橋を渡って 広河原山荘横が 北岳への 登山口

広河原山荘横が 北岳への 登山口

 

少し登ると 大樺沢コースと白根御池コースの分岐になる。

ボクらは 大樺沢コースから登る。

この登山道 気持ちいい〜〜

水量豊富な大樺沢に沿って登って行く。

登山道にも・・水が

ところどころ 登山道も沢状態になっていて

水の中の石の上をピョンピョンと 歩く。

 

北岳のパッドレスが 青空の下に きれいに見えた!

北岳のパッドレス

北岳のパッドレスは 東面にある標高差600mの大岩壁のこと。

ここの河原は 前回秋に来た時にも まだ 雪渓が残っていたのに

今回は 全く残っていなかった・・・・。

やっぱり 今年は 暑いんだなあ・・・・

(アイゼン持ってきて 損したぁぁ! 少しでもザックの重量 減らしたかったのに・・)

鳳凰三山

後ろを振り向くと鳳凰三山がきれいに見える。

 

8時45分 二俣に到着

バックにパッドレス

ここから左に行けば 八本歯のコル

右に行けば 白根御池コースへ合流

北岳山荘へ向かう僕らは 八本歯のコルを目指す

一番奥の丘陵を越えると八本歯のコル

これからの 八本歯のコルへの急登に備えて ゆっくり休憩

 

9時5分 八本歯目指して ガレキの登山道を登り始める。

暑い! 天気良すぎるよ〜〜!

陽射しを遮るモノがない登山道・・・・ひたすら暑い!

後ろを振り返ると・・(ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!! 八ヶ岳が見えたぁぁ!

遠くに八ヶ岳がハッキリと・・

前回来たときは ガスに覆われていて 鳳凰三山や八ヶ岳は全く見えなかったから

なんか 感激ぃぃ!!

 

ガレ場を登りきると ここからは ハシゴの連続

ハシゴ攻めだぁ!

パットレスを登る人を 横に見ながら

八本歯のコルまで 20本の丸木ハシゴが続く

パッドレスを登るクライマーが見えた

重いザックを背負ってのハシゴの連続はちょっとキツイぞ〜

けっこう長いハシゴも・・

 

12時5分 やっと登りきって 八本歯のコルに到着

やっと・・ハシゴ 終わり??

ここまで登山口から すでに5時間半・・・

前回登った時は 山頂まで5時間半

やっぱり ザックの重さと暑さが 効いてるなあ・・・・

まだまだ 遠いなあ・・

八本歯のコルからは 遠く間ノ岳へ続く稜線上に

今日の目的地 北岳山荘が見えた!・・・まだまだ遠いなあ

コルの左手には 八本歯の頭が見える。

八本歯の頭

尖った山頂に向かって 登って行く人が数人・・・

怖そう〜〜〜

 

12時25分 八本歯のコルを出発!・・と 前方を見上げると

またかぁぁ!

まだあるの〜? ハシゴ

長〜いハシゴが・・・

この頃から・・ガスが出てきた・・・。

さっきまでの青空がウソのように あたりがガスの中に・・

午前中の 天気が続いていれば

今日のうちに北岳まで行こうと思ってたけど・・やーめた!

八本歯のコルから しばらく岩場を登ると北岳と北岳山荘への分岐

ここを左に折れて 南の稜線を目指す。

この登山道は お花畑になっていて いろんな花がたくさん咲いていた

(もう・・花を撮る元気がなかったので・・写真はナシ)

もうすぐかなあ・・・?

お花畑を過ぎると ちょっと怖そうな断崖が数箇所・・まあ安全なトコだったけど

 

13時37分 ついに北岳山荘に到着!

北岳山荘

腹減ったぁぁ!

山荘でラーメンでも・・・って 食い物はカップヌードルだけだって・・・

しょうがないので 缶ビールで一服して・・

テント泊の手続きをして テントの設営

MY TENT

それから 水を買ってきて(1g 100円) 持参のインスタントラーメンを作って

ようやく 遅い昼飯だぁ!

この頃 ガスが一層ひどくなってきて ついに・・雨がポツリポツリと・・

Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

おNEWのテント張った瞬間に 雨かよぉぉ?

やることもないので・・テントの中で 昼寝(ふて寝)

17時頃 テントの外に出てみると・・・・(ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!!

北岳

ガスが晴れて 北岳が きれいに見えるぜぇ!

でも・・・間ノ岳方面は 相変わらず・・・ガスってる

南は・・相変わらずガスってる

折角 晴れてきたので ちょっと小屋の周辺の稜線上を 歩いてみる

元気ハツラツぅ!

鐘があったので 明日の晴天を祈って 記念撮影・・・後ろは北岳

って・・・また ガスってきたぞぉぉ

 

テントに戻って 夕飯に・・カルビ丼だぞぉぉ!

夕飯食ったら・・寝る!

今日は 疲れたぁ!

 

〜2日目〜

広河原北岳山荘〜北岳〜肩ノ小屋〜二俣〜広河原

テント初夜・・・快適に・・・の ハズが・・

だんだん風が強くなってきて 夜中には テントが揺れる・・揺れる

テントが飛ばされるんじゃあないかと思うほどの強風が・・

(しっかりペグは打ってあるし・・ボクとワイフの体重だから

飛ばされることはないんだけど・・・)

3時過ぎ・・・雨まで降ってきた・・・だんだん強く降ってきた

暴風雨・・・・゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... 

記念すべきテント泊初夜 なんたる仕打ちだぁ!

朝になって 雨風とも ますます強くなってきた

間ノ岳は 諦めよう・・・・・ショック!☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック!

北岳も諦めようか・・・・でも 昨日登ってきたルート

この強風と雨の中 歩くのは危険だろうなあ・・・

荷物も重いし・・。

北岳山頂を越えて 肩ノ小屋方面から 下山したほうが 危険が少ないだろう。

 

暴風雨の中 テントを撤収・・ザックに詰め込んで

(強風で ペグが数本抜けてた・・・)

8時10分 北岳に向かって 歩き始める

こんなに強風なのに・・ガスがすごい

雨とガスで 視界が ほとんどない。

登山道が よくわからないよぉぉ!

寒い・・・手が真っ赤くなって 痛いよぉぉ!

後ろを歩いてくるワイフと距離が離れないように

注意しながら 一歩一歩 北岳を目指す。

頂上目前の最後の岩登り・・風と雨が一層強く

重いザックを背負っていて 風にあおられると 体が傾く・・

ちょっと怖かったなあ・・・・

 

9時15分 やっとの思いで 北岳山頂に到着!

北岳 3192m

寒〜い山頂には 元気な若者のパーティが・・・

そのほかは ダ〜レもいない山頂

もちろん 眺望・・・ナシ!!

ワイフも 頑張りました!

まったく 南アルプス北部の山々は ボクにとって鬼門なのかぁ?

この地域に来て 山頂からの眺望 一度も楽しんでないぞぉ!

もう 2度と来ないぞぉぉ!

 

サッサと 山頂をあとに 下山開始!

ホントに今回は・・・来ただけ

(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

 

肩ノ小屋付近で 北岳を振り返ると・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

ガスが晴れてるぅぅ!

今回も このパターンかよぉぉ!!

雨は 小降りになってきたものの 相変わらずの強風・・・。

寒〜〜い 稜線歩き

本来なら 眺望の素晴らしい きれいな稜線の登山道なのに・・

今日は ひたすら強風に耐え

早く 稜線から下りたい・・・・・ガマンの稜線歩き

つまらないよ〜〜!

 

二俣まで下りてきて 小雨が降ったり止んだりの状態・・・

少し歩くと・・・・あれ??

太陽が・・・・・゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... 

下りてきたら 晴れかよ・・・

無事 広河原山荘に到着

13時30分 よれよれになって

広河原山荘に 戻ってきた。

疲れたぁぁ!

 

無事に帰還出来たぁ!

 

先ずは 生ビールで

( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ

( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ

 

なんとか 無事に帰還の初テント泊

ちょっとハードだったなあ・・・・

でも・・この経験を次に生かして

次は よりよいテント泊を 楽しむぞ〜〜!

V(^0^)

でも 南ア北部は もう絶対来ない!!

(*’-’*)エヘヘ♪

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防災へリが 飛んでたんだけど・・・
なんと 訓練ではなく
ホントに 救助活動だったみたい・・・

下記のような記事・・・ネットで発見


北岳で男性重傷


 十三日午後三時ごろ、南アルプス市の北岳山頂付近のバットレス(大岩壁)で、登山中の埼玉県さいたま市の男性(40)が約四メートル下に滑落した。

県防災ヘリコプター「あかふじ」が十四日午前、救助した。男性は腰などを強く打ち重傷。

 現場は、Dガリーと呼ばれる岩場付近。調べによると、男性は十二日に子供(10)と二人で北岳に入り山小屋で一泊。十三日に山頂に向けて登っている途中、道に迷ってバットレスに入り込んだ。

子供が山小屋を通じて助けを求めた。

(2004年8月15日付 山梨日日新聞)