硫 黄 岳(2760m)

(9回目)

2013・2・9〜2・10

長野県茅野市

 

〜1日目〜

唐沢鉱泉・桜平分岐・・・<雪上車>・・・夏沢鉱泉

⇒オーレン小屋⇒夏沢鉱泉

この時期の夏沢鉱泉・・・けっこういいって みんなが言うので

一度 泊まってみたかったんだけど・・・・

いつも」予約がいっぱいで・・・

ところが 今年は この3連休に運よく予約をとれた。   V(^0^) 

 

9時40分に唐沢鉱泉と桜平との分岐の所に 雪上車で迎えに来てくれるとの事。

時間より かなり早く 8時に到着してしまい 周辺を歩いて時間をつぶした。

9時50分に 雪上車が現れた。 これに乗って行くんだぁ♪

ワクワクo(^ー^)o

10時29分 夏沢鉱泉に到着!

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分岐手前に駐車場

雪上車がやって来た

これに乗って夏沢鉱泉へ

夏沢鉱泉

北アルプス槍穂連峰がキレイに見えていた

雪上車を降りると北アルプスがキレイに見えた。

今日は 最高の天気だ♪

宿泊料金は 2人 1泊2食で22000円。

モンベル割引で 21500円に。

全て完全個室で ボクらの部屋は「天狗岳」

布団の上にタオルと歯ブラシが入った袋があった。

我々の部屋 「天狗岳」

タオルと歯ブラシ

明日 天狗に登るか 硫黄に登るか迷っていたので 小屋で 稜線の状況を訊いてみた。

今年は積雪量が多く 根石岳まではトレースが付いているが その先は トレースが無いという。

根石岳と天狗岳の間の鞍部には 雪庇があるとのことで 天狗はやめておいた方がいいと言われた。

じゃあ・・・明日は 硫黄に登ろうかな。   ・・・あっさり硫黄岳アタックに決まり♪

今日は 風も無いし 天気もいいので 昼食後 今日 登ると言う選択肢もあるなと思ったが

午後から登るのはやめた方がいいと言われ あっさり諦める。

小屋で ラーメンを食べ オーレン小屋まで スノーハイキングに行ってみることにした。

スノーハイクに出かける

12時 アタックザックにワカンを入れて出発。

久々に歩く雪の世界・・・今日は 天気も良く

気持ちよく歩ける・・・・ V(^0^) 

正面に 硫黄岳が見えてきた。

雲が全くない青空の下 風も無さそうだ。

明日も こんな天候になってほしいものだ。

12時47分 オーレン小屋に到着。

この時期は 営業していないオーレン小屋。

正面に硫黄岳が見える

小屋の下の方は 雪に埋もれ 静かな場所だ。  風も無く 太陽が暖かい・・・。

小屋の周りには 踏み跡の無いキレイな雪が・・・そうだ! ワカンで遊ぼう♪

雪に埋もれかけている

オーレン小屋入口

硫黄岳 風も無さそう・・・

日輪

走ったり・・・

寝転んだり・・・

小屋の裏の斜面を登ったり

なかなか・・・楽しい♪

14時 夏沢鉱泉に戻ってきた。

夕食は 17時・・・じゃあ 飲もうか♪

っつーことで・・・( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ

「鹿の大和煮」と「猪の大和煮」を売っていたので

「鹿の大和煮」700円を購入。

(夕食が牡丹鍋だというので・・・猪はやめておいた)

けっこう美味かった♪

ビール ウィスキー 日本酒・・・飲んだなあ♪

( ^_^)/□☆□\(^_^ )

鹿肉の大和煮

17時 夕食・・・メインの牡丹鍋 美味かったぁ♪

夕食・・・メインは牡丹鍋(これが2人分)

北アルプスがキレイだなぁ・・・

ふと 窓の外に目をやると・・・・北アルプスが幻想的な色に染まってきていた。

 

21時 消灯・・・といっても 部屋の電気は 自分たちで消すのだが・・・・。

1人に1個 湯たんぽが支給された。

いやぁ・・・暖か過ぎて 眠れなかったよ♪

 

明日も 天気にな〜れ!

 

〜2日目〜

夏沢鉱泉⇒オーレン小屋⇒夏沢峠⇒硫黄岳⇒夏沢峠⇒オーレン小屋⇒夏沢鉱泉

・・・<雪上車>・・・唐沢鉱泉・桜平分岐

5時 起床。

5時30分 朝食。

初心者ツアーのパーティが 硫黄岳を目指すようで

廊下や玄関先で出発の準備をしている。

このパーティーよりも早く出発しようと支度をする。

小屋前でアイゼンを装着し

6時35分 硫黄岳目指して夏沢鉱泉を出発!

準備体操をしているツアーパーティを尻目に・・・。

朝食

硫黄岳に向けて出発

オーレン小屋に到着

髪や髭が凍りつく寒さの中

7時30分 オーレン小屋に到着。

硫黄岳を見上げると 昨日とは一変・・・

凄いスピードで硫黄岳を雲が横切って行く。

ありゃまぁ・・・・今日は かなりの強風のようだ。

これじゃあ・・・途中撤退 決定的かも・・・

┓(´_‘)┏  

行ける所まで登って 撤退だな  ・・・( ̄。 ̄ )ボソ

雲が流れている硫黄岳

雪男??

7時35分 オーレン小屋を出発。 夏沢峠を目指す。

雪の量が一気に増し 風も強くなってきた。

風で揺れる木の幹が 積雪とこすれる音

ギュル・・ギュル・・・と不気味な音が聞こえてくる。

途中 雪男のような木を発見!

無積雪木でも薄暗いこの辺り・・・

この時期の早朝 寒さもさることながら

雰囲気のある登山道だなあ!

夏沢峠から見上げる硫黄岳

7時59分 夏沢峠に到着。  寒ーい!!

想像どおり 稜線は強風が吹き荒れていた。

見上げる硫黄岳の寒そうなこと・・・。  ブルブル・・

小屋と小屋の間で風を避けながら 硫黄岳アタックの準備・・・

ジャケットの下にフリースのベストを着こみ バラクラバ(目出し帽)を被り

ゴーグルを装着 ストックからピッケルに持ち替えてる。

8時22分 夏沢峠出発!  硫黄岳アタック開始!!

アタック開始!

短い樹林帯を抜けると 緩い雪の急登!

雪が柔らかく アイゼンもピッケルも利かない。

足元は滑るし 雪の中に潜ってしまう。

ピッケルも 雪の中へもぐって行く・・・・┓(´_‘)┏。

超キツイ登りだ・・・・息苦しいし・・・

やっとの思いで この急登エリアを登りきる。

強風で 雪が飛び 岩が出ているエリアに到着!

見上げると 流れる雲の切れ目には 青空が・・。

山頂付近には青空も・・

強風の中 登ってくるワイフ

風が強いが 山頂に着けば 青空?? 期待が高まる・・・ワクワクo(^ー^)o

(* ̄0 ̄)/ ファイトォ!

それにしても 風が冷たい・・・強い・・・

 

アッ!! そう思った瞬間・・・・

ゴーグルが 全面凍結!!   ・・・な〜んも見えなくなってしまった。

ゴーグルの内側が 凍ってしまった。

京風の中ゴーグルを外し 岩陰まで寒さに耐えて進む。

顔の痛さに耐え 強風によろめきながら

なんとか 岩陰に避難・・・・

凍ったゴーグルをなんとかしなきゃあ・・・。

息を吹きかけて ゴーグルを温めて 氷を融かす。

水分を拭き取って ゴーグルをかけると・・・また凍る。

少し登っては 凍って視界がなくなるので

そんな動作を繰り返しながら 登る羽目に・・・・。

足元に注意を払い 滑らないように     

        飛ばされないように登って行く。

山頂が見えてきた・・

山頂に近づくにつれ傾斜が緩やかになり 強風によろめくものの危険性は感じなくなるが

いっこうに進むペースが上がらない・・・なんちゅう強風だ。

夏沢鉱泉から 我々の帰りの雪上車の時間が12時出発言われているので

遅くても 10時前には 下山を始めなくては・・・ここからは 時間を気にして登ることに。

せっかく強風に耐えて ここまで登ってきたのに・・・タイムアップで 途中撤退なんて・・・・避けたいからなぁ。

9時35分 やっとの思いで硫黄岳山頂に到着!

山頂では大勢の人が寒さの中 記念撮影をしている。

ガスの中の山頂・・・写真は

山頂標識の前での記念撮影だけだ・・・。

ほとんどの人が赤岳鉱泉からの登山者のようだ。

みんな寒さに耐えかねて 記念撮影を済ませて

すぐに下山して行く・・・・・。

10分ほど遅れて ワイフも山頂に到着!

遅れてワイフも到着!

硫黄岳(2760m)山頂

周囲の眺望は全くないので 我々も記念撮影だけ済ませ すぐに下山開始・・・9時50分

なんとか 雪上車の時間までに下山できそうだ・・・・急ごう!

 

下りは 登り以上に強風に注意を払いながら ゆっくり慎重に 急いで下る。

オーレン小屋に到着すると・・

10時56分 オーレン小屋に到着。

ここまで 下ってくると・・・かなり暖かくなってきた。

(。-_-)ん?  いつのまにか・・・青空が出ていることに気付く。

 

硫黄岳を見上げると・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

青空じゃん!  いい天気になってるじゃん!  ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

ショックを受けながら 夏沢鉱泉に向かって下り始める。

11時26分 夏沢鉱泉に到着。

なんとか間に合った・・・雪上車の時間に。

小屋の外で アイゼンを外し 荷物を整理して 雪上車出発の時間を待つ。

11時40分 予定よりも早く雪上車に乗り込み 分岐に向けて出発。

 

途中 雪上車に無線が入る・・・

「カジタックスの12本アイゼン忘れた人いませんか?」・・・って 聴こえてきた。

あっ!!  俺んのだ!  Σ( ̄ロ ̄lll)

夏沢鉱泉

自宅に郵送してくれるというので お願いしてきた・・・・・ポリポリr(^^;)

 

12時半ごろ 無事 分岐の駐車場に到着。

楽しい2日間でした・・・・・\(^o^)/バンザーイ!!

 

今度は また夏沢鉱泉に泊まって 冬の天狗にトライしたいな・・・。

 V(^0^) 

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