檜尾岳・熊沢岳・東川岳・空木岳
2728m 2778m 2671m 2864m
2012・8・10〜11
長野県駒ヶ根市
〜1日目〜
千畳敷〜極楽平〜島田娘〜濁沢大峰〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘
9日21時に自宅を出発。 10日0時に菅ノ台バスセンターの駐車場に到着。 車の中で仮眠するつもりであったが 暑くて眠れない・・。 あまりにも暑いので 2時半頃 ザックをバス停のベンチに置き順番を確保 チケット売り場の前に銀マットを敷いて ここで仮眠をすることにした。 バス乗り場もチケット売り場も 1番を確保! V(^0^) 前回来た時には 3時半には列ができていたチケット売り場だが 今日は 5時過ぎになって ようやく並ぶ人が増えてきた。 今日は 空いているのかなあ? ・・・と 思いきや だんだん混んできて すぐに長蛇の列。 始発前 6時に臨時便のバスが 出ることになった。 |
クリックすると大きくなります |
||
菅ノ台バスセンター |
しらび平のロープーウェイ乗り場には タクシーで来た人たちが10人ほど並んでいた。
7時前には 順調に千畳敷に到着! 千畳敷カールを目の前に・・・ウォ〜ッ! 青空がキレイだぁ! V(^0^) 宝剣を見ながら 持参したおにぎりの朝食をとり 支度をする。 |
||
千畳敷カール |
|||
さあ! 出発! |
千畳敷周辺は 登山 ハイキングを楽しむ人で けっこう賑わっている. 天気サイコー♪ 7時20分 元気に千畳敷をスタート! 先ずは 宝剣岳左の稜線 極楽平を目指し登る。 3か月ぶりの山・・・ 登り始めは 少々 脚が重く感じられた。 でも この青空と山の空気が力を与えてくれる。 (* ̄0 ̄)/ ファイトォ! |
極楽平めざして登る |
|
最初 右手に南アルプスを見ながら登る。 塩見岳の左には富士山も見えている。 けっこう極楽平に向かって登る人多いなあ。 25人ほどのオバちゃんツアーのパーティーを抜かして 7時45分 極楽平に到着。 稜線上も 思ったほど風がなく 快適! 快適! 暑さも感じないし・・・ 木曽側に 三ノ沢岳と御嶽山が見えた。 |
極楽平 |
三ノ沢岳 右奥に 御嶽山 |
|
![]() 南へ延びる縦走路 |
7時50分 極楽平から南へ向かって歩き出す。 今日歩く稜線の縦走路が ずーっと見える。 一番奥の左に 明朝アタックの空木岳が見える。 右手に見えている三ノ沢岳・・・ いつのまにか 三角形から台形になっている。 そうだ・・・昨年登った時に 頂上だと思って登ると その先に 新たなピークが 次々と現れたっけ・・・。 なるほど・・・・こういう形をしていたんだぁ。 |
![]() 南から見た三ノ沢岳 |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
極楽平から少し南下した所に島田娘という変わった名前のピーク(2858m)があるハズだけど・・・・ それらしきピークを通り過ぎたけど 標識もなく ハッキリと どこなのかは判らなかった。 ポリポリr(^^;) 8時39分 濁沢大峰に到着。 標識の字は消えていて のっぺらぼうの標識の立つ大きな岩のピーク。 雲海に南アルプスが浮かんでいる。 |
|||
![]() 濁沢大峰 |
![]() 雲海のかなたに南アルプス |
![]() 急な岩場を下る |
|
8時45分 濁沢大峰を出発。 ここから 大きなアップダウンを繰り返す縦走路となる。 天気は いいけど 木曽側から 冷たい風が吹き付け 全く汗が出てこない。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
檜尾岳 2728m |
9時43分 檜尾岳(2728m)に到着。 ヒノキオ岳・・・ボクたちは ピノキオ岳と呼ぶことに。 (*’-’*)アハハ♪
山頂の東側に小さなピークがあり その中央に かわいらしい避難小屋が建っている。 この小屋 遠くからも見えて この稜線のランドマーク的存在だ。 |
檜尾避難小屋 |
|
だんだん風が強くなってきたのでウィンドブレーカーを着て 10時 檜尾岳を出発。 |
|||
岩場のアップダウン |
熊沢岳 2778m |
岩場のアップダウンが多くなってきた。 岩場の影に入ると 風がなくなり 暑くなる。
11時23分 熊沢岳(2778m)に到着。 風の強い山頂だが ここで昼食。 昼食中 一気にガスが湧いてきて視界が悪くなる。 午後の天気が心配になってきた。 12時10分 熊沢岳を出発。 |
|
ガスはいいけど・・・雨降るなよー! だいぶ足腰に疲れがたまってきた。 残りのピークは あと1つ。 (* ̄0 ̄)/ ファイトォ! イッパーツ!・・・の世界だ。 ガスで視界がなくなってきたので 後からくるワイフの姿を確認しながら歩く。 |
岩場を攀じ登り・・・@ |
岩場を攀じ登り・・・A |
|
ガスで視界が悪くなってきた |
コマウスユキソウ |
||
![]() 東川岳へ最後の登り |
少し視界が開けてきた頃 東川岳のピークが見えた! さあ! 最後の登りだぁ! (* ̄0 ̄)/ ファイトォ!
13時19分 東川岳(2671m)に到着。 風が強い! 寒い! ガスで眺望なし! あれ? 東川岳と空木岳の間の鞍部を見ても 木曽殿山荘がないぞ??? なんで?? |
東川岳 2671m |
|
やっと見えた! |
木曽殿山荘 |
13時27分 東川岳を出発。 ここを下れば 今日のゴール 木曽殿山荘だ。 滑りやすい急な下りを慎重に下る。 脚の疲労が限界に近い・・・。 かなり下った所で やっと山荘が見えた。 稜線から ちょっと脇に入った所に建っていた。 |
|
空木岳へのアプローチ |
お疲れ〜らいす♪ (⌒^⌒)b |
||
13時45分 木曽殿山荘に到着! 疲れたぁ! ちなみに・・・木曽殿とは・・・源(木曽)義仲のことだ。 東川岳から下ってきた鞍部・・・そこから すぐに明朝アタックの空木岳への急登が始まっている。 明日の朝 いきなり この直線的な急登を登るのかぁ・・・・┓(´_‘)┏ 1泊2食 一人8000円 朝飯は5時からということだったけど 一応 弁当にしてもらいました。 受付を済ませて 先ずは・・・( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ |
|||
南駒ヶ岳 |
缶ビール2本で眠くなってきちゃった。 久々の山歩き・・・疲れたなぁ。 山荘の南の窓から 南駒ケ岳が見えた。 花崗岩の山肌は 雪渓のように白い色をしている。 いつかは あそこも歩いてみたいな・・・・。
夕食は 17時から。 炊き込み山菜御飯とおでんがメインだった。 |
夕食 |
|
今日の宿泊者は かなり多いとの事・・・・。 25人ほどのオバちゃんツアーのパーティーが泊まるかららしい。 あっ! 朝 極楽平下で追い抜いたパーティだぁ。 小さな小屋なので すぐに一杯になってしまう。 今夜は 敷布団が3人で2枚・・・掛け布団は1人1枚だった。
心地よい疲労感に 20時の消灯を待たずに眠りに落ちた・・・・・。
明日 晴れるといいな ・・・( ̄。 ̄ )ボソ... |
〜2日目〜
木曽殿山荘〜空木岳〜池山小屋下水場〜林道終点〜菅ノ台バスセンター
4時 灯りが点く前に起床し 玄関先で出発の準備を始める。 外は まだ暗い・・・そして風が強い。 ちょっと寒いかな・・・。 防寒着としてレインウェアを着て 薄暗い中 ヘッデンを点けて 4時40分 空木岳にアタック開始! 小屋から見える一番高いピークが 空木岳第1ピーク。 山頂は 第1ピークから 更に2つのピークを越えていく。 レ(゜゜レ) 行くぞーッ!! (* ̄0 ̄)/ オゥッ!! |
ここを登れば・・第1ピーク |
||
木曽殿山荘を出発 |
空木岳第1ピーク |
アタック開始! |
|
第1ピークまで ひたすら登る・・・登る。 途中 空が明るくなってきて ヘッデンを外す。 しかし・・・・周囲には ガス。 御来光は拝めなかった・・・┓(´_‘)┏ 山荘前から見上げた第1ピークは遠く感じたが 実際登ってみると 楽勝だった。 <o( ̄^ ̄)o> エッヘン!! なんなく第1ピークに到着。 |
第1ピーク到着 |
次のピークがガスが・・・ |
|
第1ピークの先に見える第2のピークは 強風の中 ガスの中に消えたり 出てきたり・・・・。 第1ピークから先は クサリあり ハシゴあり・・・壁攀じ登りあり・・・。 第1ピークまでのなだらかな登りとは一変する。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ガスが濃くなり目指すピークが判りにくくなったりもしたが 6時7分 ついに空木岳(2884m)山頂に到着! 周囲は ガスで真っ白! 何も見えない・・・┓(´_‘)┏ 大きな石の風下に座って 朝食の弁当を食べる。 持ってきたインスタントの味噌汁が美味かったぁ♪ |
|||
空木岳 2884m |
![]() 弁当は 山菜おにぎり |
暖かい味噌汁が美味い♪ |
空木岳最高地点 |
下り始めたら視界が開けた |
6時35分 空木岳山頂より下山開始。 下山を始めたら 一気に視界が開けてきた。
6時39分 山頂直下の駒峰ヒュッテのテラスに到着。 振り返ると 空木岳がキレイに見えている。 そして 北の方には 昨日歩いてきた縦走路の稜線。 ちょっと このテラスで 休憩してから下ろう。 |
駒峰ヒュッテ |
|
空木岳 |
昨日歩いてき中央アルプス主稜線 |
これから歩く下山ルート |
|
6時52分 駒峰ヒュッテより下山開始。 ヒュッテからは 駒石を通る尾根ルートと 空木岳避難小屋のある谷ルートがあるが ボクらは まるで庭園の中を歩いているようにキレイな尾根ルートを選択。 |
|||
庭園のような登山道 |
駒 石 |
駒石という大きな石の塊があった。 ちょっと登ってみたい衝動に駆られたが 下りられなくなると困るので やめておいた。 ポリポリr(^^;)
駒石を過ぎると 森林帯の中を下るようになる。 今までの雰囲気が一変し 谷ルートと合流。 ここからは 蒸し暑い森林帯の下り。 |
|
森林帯の下り・・・蒸し暑い |
蒸し暑くて この山行で 初めて汗ビッショリになった。 時折 枝の切れ間から 風が吹くと気持ちいい♪ 千畳敷が見えるポイントがあった。 宝剣岳とその左奥に木曽駒も見えた。
地図上の「ヨナ沢の頭」という地点を目標に下ったが ついにどこなのか判らなかった。 |
木曽駒・宝剣・千畳敷 |
|
知らないうちに通り過ぎ 気付けば 「迷い尾根」の標識があった。 ここから暫く「小地獄」「大地獄」と呼ばれるポイントになり クサリあり・・・ハシゴあり・・・の急降下。 しかし・・・地獄と呼ぶほどでもないような気がするけどなぁ・・・・。 それでも 毎年 けっこう滑落する人がいるらしい・・・。 |
|||
クサリあり・・・ |
階段あり・・・ |
||
緑鮮やかな遊歩道 |
地獄エリアを過ぎると池山経由の登山道と 池山を通らない遊歩道の分岐があり 迷わず遊歩道を選択・・・緑がキレイな森の中を下る。 ただ・・・蒸し暑い!
池山小屋への分岐を過ぎ 9時29分 水場に到着。 冷たい水が美味かったぁ!! 生き返った気分だ。 汗ビッショリのシャツを着替えて 気分一新 |
水 場 |
|
9時40分 水場を出発! もう一踏ん張りだぁ! (* ̄0 ̄)/ ファイトォ! 歩き出すと 再び汗が噴き出す・・・蒸し暑い!
10時22分 林道終点の広場に到着。 ここでタクシーを呼んでいる人が数人いたが ボクらは 歩いて菅ノ台バスセンターを目指す。 |
蒸し暑い |
林道終点広場 |
|
スキー場の管理棟 |
林道をそのまま下るのではなく ショートカットする登山道を下る。 これがけっこうキツイ登山道だった。 今日 一番キツイ・・・┓(´_‘)┏ すぐに腿・ふくらはぎがパンパンに張った。 長〜く感じた下りも スキー場管理棟が見えた所で終わる。 さぁ! ゴールの菅ノ台バスセンターは もうすぐだ! (* ̄0 ̄)/ ファイトォ! 最後の力をふりしぼって レ(゜゜レ) 車道を少し歩くと なんか見覚えのある風景が目に入ってきた。 |
||
菅ノ台バスセンターだ! ゴールだぁ! \(^o^)/バンザーイ!! 11時18分 菅ノ台バスセンターに到着。
ザックを車に積んで 温泉セットを持って 「こまくさの湯」へ。 バスセンターから200mほど北西に歩いた菅ノ台バスセンターある「こまくさの湯」 登山客がけっこう入っていた。 汗を流し 昼食を食べ 生き返った。 V(^0^)
|
菅ノ台バスセンターに到着 |
||
今回歩いたこのコース 数年前から計画して歩いてみたかったコース。 ようやく実行にうつすことができた。 V(^0^) |