西穂丸山・西穂独標手前
(2452m) (26**m)
2011・12・23〜12・24
北アルプス
〜1日目〜
新穂高温泉・・・(ロープーウェイ)・・・西穂高口〜西穂山荘〜丸山〜独標手前〜丸山〜西穂山荘
今年 最後の山行は 3連休になったこともあり 1泊で冬の北アルプスに初トライすることにした。 ターゲットは 西穂独標! 直前の天気予報では この3連休は大荒れになりそう・・・ドキドキ♪
23日4時 自宅を出発! 8時に新穂高温泉の無料駐車場に到着! あれ?? 車が 1台も停まっていないぞ??? 駐車場は新雪たっぷり! |
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一面雪で真っ白な駐車場で 朝食を食べ 支度をして 8時32分 雪が舞う中 駐車場を出発! このままこの雪が大雪なって 明日下山したら 車が雪に埋まってたりして・・・ (*’-’*)アハハ♪ たっぷりの新雪を踏みしめて 新穂高温泉へ! あれ??? みんな ここの駐車場に車を停めてる・・・しかも除雪されてるし。 夏は有料駐車場になってるのに・・・冬は 無料駐車場なの??? ・・・Σ( ̄ロ ̄lll) 知らなかった。 今更 車をとりに行くのも面倒なので そのままロープーウェイ駅へ。 往復2800円のところ 10%オフのクーポンを使って 1人2520円。 ところが 8Kg以上の荷物は 往復600円の荷物料金が加算だって・・・再び Σ( ̄ロ ̄lll) しかも・・・チケット売り場の兄チャンが 「明日の下山ですか? 明日は大荒れになる予報なので 明日は運休の可能性大ですが よろしいでしょうか?」 ・・・だって ヾ(^o^;)オイオイ |
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雪の駐車場に1台だけ・・・ |
駐車場から新穂高温泉へ |
新穂高温泉 |
ロープーウェイ駅 |
一瞬迷ったが・・・・晴れ男の自分を信じて。 9時の始発でに乗って 一気に西穂高口まで 上がる。 |
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西穂高口駅を出発 |
西穂高口に着くと 雪は止んでいたが 風が冷たい。 周囲の雲の流れが速く 時々 青空が見える。 このまま一気に 晴天にならないかなぁ・・・・。
9時38分 西穂高口を出発! 降ったばかりのパウダースノーの積もった登山道 サクサクと雪を踏みしめる感覚が楽しい♪ でも・・・時々 ズボッと 膝上あたりまで潜ってしまう。 |
ここから登山道 |
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雪の量がだんだん増えてきて ズボッ の回数が多くなってきたので ボクはワカン ワイフはスノーシューを装着した。 先日買ったばかりのワカンのデビューだ。 なるほど・・・歩きやすい♪ ただ・・・装着感がないので 時々 ワカンを踏んづけて コケそうになる。・・・そして 1度 派手にコケた。 (*’-’*)アハハ♪ |
雪の量もだんだん増えてきた |
ワカン でびゅ〜 |
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青空が広がる |
![]() 写真を撮りながらノンビリ歩く |
雪の樹林帯の中は 無風で あまり寒さを感じない。 銀世界の上に いつのまにか青空が広がっている。 時折 飛騨側に笠ヶ岳が見えたり 今回の目標 独標から西穂高岳への稜線が見える。 カメラを構える回数が だんだん多くなっていく。 標高が高くなると 登山道脇の木の幹の高いところに オレンジ色の冬用標識が付いているのが目立つ。 厳冬期は あの高さまで 積雪があるんだろうなぁ。 |
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雲の中に笠ヶ岳 |
西穂高岳〜独標 |
冬用の登山標識は頭上に |
山荘直前の急登 |
だんだん急登になっていく登山道。 フカフカの新雪でよかった♪ 凍ってないので ワカンだけで充分♪ | |||
西穂山荘 |
11時5分 西穂山荘に到着。 時折 雲が流れてくるけど 基本的に快晴! よし! 今日 これから独標へアタックしよう! 明日は 大荒れの予報らしいし・・・・。 先ずは 山荘に入って 腹ごしらえ♪ 独標までの登山道の様子をスタッフに訊きながら 名物の西穂ラーメンをオーダー! ボクは とんこつラーメン。 ワイフは醤油ラーメン。 |
西穂ラーメン(醤油ととんこつ) |
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登山道の様子は 山荘から丸山への取付きは新雪が積もっているが すぐに硬い雪になるので ワカンやスノーシューは不要・・・アイゼン&ピッケルで登ることを勧められた。 そして 「今は晴れているけど 今日・明日の予報は大荒れの予報になっているので 絶対に無理をせず 充分な装備を持って行き 15時くらいまでには 山荘に戻ってくるように。」 と アドバイスをしてもらった。 |
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充分な装備といっても・・・たいそうな装備はもっていないけど・・・ 食料や水(お湯) ツエルトや予備の着替えなどは そのままザックの中に残し 不要のスノーシューとワカン それにストックを小屋の荷物棚に置いて 11時42分 西穂山荘を出発! 先ずは 丸山へ。 若いアベックが下ってきて 女性が「独標はどっちですか?」って・・・。 「エッ? 今下ってきた方ですよ。」と言うと 「登リ始めてすぐトレースが消えているので戻ってきたけど間違ってなかったんだ。」 と言って 再び登って行った。 |
先ずは 丸山にアタック! |
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下から見てると・・・・いきなり ピッケルでラッセルしながら登って行く。 マジかよ・・・たいへんそうだなぁ。ボクらは あのアベックが作ってくれるルートをたどって行くことにしよう。 |
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さすがに風が強くなってきた |
ところが・・・ 先行していたワイフがいきなり腰までズボッ! ワイフを救出してたら ボクまで 腰までズボッ! なんとか 脱出して登り始めると 今度は ボクが胸元まで ズボッ! 完全に身動き不能になってしまった。・・・ワカン必要じゃん! 後から 8名ほどのパーティが空身で登ってきたので 先に行ってもらうが 相変わらず 脱出不可能で ついに見かねた2人の登山者が 救出してくれた。 ありがとうございました・・・あれ? ワイフは かなり上まで登ってる。 |
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ボクのザックが重いのか? ボクの体重が重いのか? ポリポリr(^^;) 新雪地帯をやっとの思いで通過! かなり体力を消耗してしまった。・・・・┓(´_‘)┏ ここからは 凍った雪と岩の世界になる。 強風に顔が痛い・・・冬の北アだぁ! o(^ー^)o 丸山までは なだらかな斜面を登って行く。 独標までの 予行練習といった感じで登って行く。 |
凍った雪と岩の世界 |
ガスに覆われた稜線を行く |
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西穂丸山(2452m)山頂 |
12時16分 西穂丸山(2452m)山頂に到着。 山頂には 先程の空身パーティが 時折ガスが晴れた時の眺望を楽しんでいた。 飛騨側に笠ヶ岳〜弓折岳へ続く山並み 上高地側には 明神?? ガスが一瞬晴れると キレイな眺望だが カメラを構えるうちに またガスの中。 西穂方面も ガスがかかり たまにしか 目標が見えない。 独標まで行くか ここで山荘に戻るか 迷うところだ・・・・。 空身パーティは ここまでで 山荘へ戻るという。 ワイフは やっぱり独標へ アタックしたいとのこと。 |
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あのピークを越えて独標へ |
せっかくだから 行ける所まで 状況をみながら 独標目指し トライしてみよう! (* ̄0 ̄)/ ファイトォ! (* ̄0 ̄)/ オゥッ!! 天候と15時までに山荘に戻れる時間をみながら。
12時27分 西穂独標を目指し 丸山を出発! ガスと強風に耐えながら 見えない西穂方面へ登る。 時折ガスが晴れるのが せめてもの救い。 |
ガスと強風に苦戦 |
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笠ヶ岳 |
明神? 前穂? |
中央が独標 左奥が西穂山頂 |
独標に2人いるのが見える |
ガスが晴れれば 絶景が広がりテンションが上がり元気が出る。 強風に耐えながら 急登になっていく斜面を登り 独標直前まできた。 頂上に人がいるのがわかる。 岩の斜面を登って行く人も見える。 ところが すぐに独標は ガスの中に消えてしまった。 時間は・・・13時32分・・・ここまで山荘から1時間50分かかっている。 ちょっと 時間かかり過ぎだよなぁ・・・ポリポリr(^^;) 心残りではあるが ここで撤収しよう。・・・残念だけど。 ボクらより 50mくらい先を歩いていたカップルも 撤収を始めたようだ。 |
独標直前で断念 |
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ガスと強風の中 撤収開始 |
腿あたりまでの雪の中を歩く |
13時40分 撤収開始・・・・・┓(´_‘)┏ ガスと強風の中 山荘のビールを目指し 慎重に下る。
14時3分 丸山山頂通過。 (。-_-)ん? 意外と速く下ってこれたなぁ。 もうちょっと 先まで登っていっても 良かったかも。 ポリポリr(^^;) 14時22分 無事 西穂山荘に到着。 |
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来年は アタックザックを持参して 荷物を軽くして リトライすることにしよう。 山荘で 宿泊手続きを(9300円×2人)済ませ 部屋で荷物の整理を済ませ 17時30分からの夕食まで 酒を飲みながら疲れを癒そう・・・。 ワイフは 地酒・・・・ボクは ビールとハイボールで ( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ |
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売店食堂に Xマスツリー |
売店には地酒各種♪ |
缶ビールと地酒で・・・ |
お疲れ〜らいす♪ (⌒^⌒)b |
天候が崩れそうだったけど 夕方になると また明るくなってきた。 空が明るく染まってきた・・・窓の正面に見える霞沢岳が夕日に染まりだした。 |
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天候は崩れそうだったけど |
夕日を浴びた霞沢岳 |
丸山方面も青空に |
雪のテント場 |
17時30分 夕食・・・Xマスのサービスで グラスワインが付いていた。 ( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ
Xマス連休で混むことを予想していたけど 宿泊者は そんなに多くはないように思えたが 冬は こんな感じだと山荘のスタッフが言っていた。 これはいい♪ 来年も来たいな♪ |
夕食 |
( ^_^)/□☆□\(^_^ ) |
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夕食後 食堂は自炊の人に開放されるので 本館の談話室に移動して 少しだけ食後のハイボールを。 (*’-’*)エヘヘ♪
19時半頃 就寝。
明日は 相変わらず 大荒れの予報らしいが・・・ロープウェイ 動いているといいなぁ・・・・。 |
〜2日目〜
西穂山荘〜西穂高口・・・(ロープーウェイ)・・・新穂高温泉
5時過ぎに起きて 外に出てみると 予想外に いい天気のようだ! 星がキレイに輝いている。 6時からの朝食後 外に出てみると テント場の奥に見える六百山あたりから 御来光。 雲が多いけど 今日は風も無いし・・・ もしかして・・・昨日よりも いい天気?? Σ( ̄ロ ̄lll) |
テント場の奥から 空が染まる |
朝焼け |
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丸山の上空は青空 |
ノンビリ下山準備をして 小屋の外に出てみると 気温は −16℃だが 青空になっていた。 この天候ならロープウェイが止まることは無いだろうし もう一度 独標へアタックしようと考えたが 昨日 登ったところを また登るのも気がすすまず 予定通り 下山することにした。
天気はいいけど・・・・かなり 寒い! |
気温 氷点下16℃ |
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ワカン装着で下山のワイフ |
7時30分 西穂山荘を出発。 西穂高口に向かって下山開始。 今日は ボクがスノーシュー ワイフがワカンを装着してみた。 ワイフが ワカンを買うかどうか お試しキャンペーンだ。 昨日とは違い 固く締まった雪の上を下るので アイゼンを付けてワカン装着。 けっこう 気に入っていたようだ。 逆に 固く締まった雪に スノーシューの歩きにくいこと・・・┓(´_‘)┏ ワイフが ワカンを踏んづけてコケたところで スノーシューもワカンも外した。 今日は アイゼンも不要・・・・。 |
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寒さはキツイが 空気が澄んでいるからだろう 昨日よりも眺望は抜群。 今日 稜線を歩いてる人は 最高だろうなあ? やっぱり 風は強いのかなぁ??? 時折 雲が稜線にかかるけど 雲のかかっていない時間の方が長い気がする。 稜線を歩いている人が肉眼でわかる。 |
笠ヶ岳 |
独標から西穂山頂 |
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ロープーウェイ西穂口駅 |
8時40分 西穂口のロープウェイ駅に到着。 入口のシャッターは まだ開いていなかった。 入口横に三等三角点があった。 昨日は気づかなかったけど。 ボクらのあとに 2組が下ってきた。 10分ほどで シャッターが開き 中に入る。 始発は 9時15分だけど そのまま乗車口へ向かう。 |
三等三角点 |
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駅員の話だと 今朝は始発前に臨時便が動きそうだと言う。 中国人の団体が バス3台で来ているので 9時くらいから動かすようだ。 |
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9時5分 臨時便に乗って下る。 乗客は3名・・・ (*’-’*)アハハ♪ 今日は ロープーウェイからの眺望もいい♪
9時16分 新穂高温泉駅に到着。 ビル内の土産物売場に寄って 駐車場へ向かう。 昨夜は 雪が降らなかったようで 道路上の雪は ほとんど無くなっていた。 |
新穂高温泉に戻ってきた |
雪はかなり少なくなっていた |
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やっぱり・・・ボクの車1台だけ |
道路から駐車場に下る歩道の雪も かなり少なくなっていた。
9時54分 駐車場に到着。 雪が だいぶ少なくなった駐車場に ポツンと1台。 ボクの車が 埋もれず 停まっていた・・・。 (*’-’*)アハハ♪ しかし・・・今日は ここでも寒いッ! |
温泉で汗を流す |
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車で ロープーウェイ駅直下まで戻り 「中崎山荘」という立ち寄り湯へ。 以前 新穂高温泉の公衆トイレの所にあった無料温泉「アルペンの湯」が一昨年廃止になり その代わりでもないだろうけど 今年できたばかりの日帰り立ち寄り湯だそうだ。 入浴料 800円だが お湯は良かった♪
気持ちよく汗を流し 帰路につく。
なんか今回の山行は 予報が外れて好天になったおかげで 計画が大幅に狂っちゃった。 (*’-’*)アハハ♪ 来年 また独標にトライしに 来ようかな・・・? |
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