甲斐駒ケ岳

2967m

(3回目)

2011・9・10〜11

黒戸尾根

山梨県北杜市・南アルプス市

〜1日目〜

尾白渓谷駐車場〜竹宇駒ケ岳神社〜笹ノ平〜刃渡り〜五合目小屋跡〜七丈小屋

今年の8月は 1度も山へ行けなかった。

9月は 山登り月間にしようとソロ用テントを購入して気合を入れるも

第1週は大型台風で あっさり・・・キャンセル。

 

今週こそは ソロテント泊デビューをと気合を入れてると

矢車草さん御夫妻から テント泊宴会・・いや 山行のお誘いが・・・

それじゃあ 西穂へ行こうと計画するも

木曜の午後 予報が一変 北アは雨マーク

急遽 計画変更で 小屋素泊まりで黒戸尾根ピストンで甲斐駒へ。

(金曜には 穂高も晴れマークになったけど どうだったんだろう?)

 

なにはともあれ・・・久々の山だあ!

黒戸尾根に アタ〜ック!

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黒戸尾根を登るのは ボクは2回目だけど。

2年前に登った時は 甲斐駒からの北沢峠に下ったので 黒戸尾根ピストンは初めてのトライ。

登山口の標識は・・・サルでした

10日(土)朝6時に尾白渓谷駐車場に集合。

矢車草さん 御主人の相棒さん そして矢車草さんの同僚のテラさん。

テラさんは 今回が山登り3回目の山ガールだって。

でも・・・・実際は 1番体力があり元気だった。

 

6時11分 駐車場を元気に出発!

天気は 良さそうだ♪   o(^ー^)o

 

駐車場から登山口へ向かう林道脇に「甲斐駒ケ岳登山口」の標識

なぜか・・・・サルの標識だった。

2年前にもあったかなぁ?・・・記憶にないなあ・・・・。

竹宇駒ヶ岳神社

林道終点 尾白川の袂にある

竹宇駒ヶ岳神社の境内を通って

尾白川にかかる吊り橋を渡ると

いよいよ 登山道に入る。

いきなりの急斜面を

ボクが先頭 次にテラさん

そして 相棒さん 矢車草さんの

順番で登って行く。

黒戸尾根2度目のボクが

なんちゃってガイドみたい。

インチキガイドだけど・・・。

尾白川にかかる吊り橋

黒戸尾根眺望のない森林の中の急登・・・蒸し暑い登山道が続く。

刃渡りと呼ばれる一枚岩までは ずーっと退屈な我慢の登りが続く。

単調なコースだからか 前回の記憶にも 刃渡り手前までは あまり残っていない。

しかし・・・暑い! Tシャツがすぐに 汗ビッショリ! 脱いでは絞り・・・脱いでは絞り。

単調なコースで 珍しく写真も撮ることなく登る。

8時14分 横手駒ヶ岳神社からの登山道との合流点「笹ノ平」に到着。

ここで デジイチをザックの中にしまって 歩きに専念(?)

 

しばらく登ると・・・あれ? もう下山してくる人がいる。 速〜ッ!!

「今日登ったんですか?」と訊くと・・・

「今朝から 日帰りで登り始めたんだけど もう心が折れました。」

・・・だって。   (*’-’*)アハハ♪

そして・・・更に 先程 我々を追い越して行った男性が

「日帰りのつもりだったけど ここで諦めます。」って・・・

 (*’-’*)アハハ♪  恐るべし・・・黒戸尾根。

ずーーーっと 蒸し暑い森林帯を登る

富士山

鳳凰三山の地蔵岳

刃渡り手前で木の間から

鳳凰三山と富士山が見えた。

地蔵岳の中央にオベリスクが見える。

同じTシャツを着たトレランのチームが

来たので 「富士山が見えますよ」

って 教えてあげたら・・・・

みんなドエライ感動で

一斉にシャッターを切っていた。

これだけ 感動してもらえると・・・

教えた甲斐があるというものだ。

 (*’-’*)アハハ♪

9時58分 ようやく刃渡りに到着!

刃渡りはナイフエッジのように切り立った一枚岩だけど

鎖が張ってあり 全く安全なルート。

それどころか 今まで森林の中を歩いてきて

やっと眺望が利くようになって とてもうれしい場所だ。

雲がかかっているけど 今日 初めて八ヶ岳が見えた。

鳳凰三山 奥秩父の山も見える。

すぐ横には 日向山の雁ヶ原が 白く輝いている。

 

やっと森林のなかの単調な登山道とは おさらば・・・

ここからは バリエーションに富んだコースになるんだ・・・o(^ー^)o

刃渡り

日向山の雁ヶ原

八ヶ岳

鳳凰三山

ハシゴや鎖を使って 高度を上げたり 急降下したり・・・ワクワクなo(^ー^)o登山道になるんだ。

長い梯子を登るテラさん

先ずは 黒戸山を登って行く。

長い梯子と鎖で岩を攀じ登ったり。

急登なのに 楽しさを感じる。

    V(^0^) 

10時34分 刀利天狗に到着!

標高2049m・・・駐車場から

約1300m登ったことになる。

ここは急登の登山道で

狭い場所なので そのまま進む。

もうすぐ・・・五合目小屋跡だ。

そこで昼食にしよう♪

刀利天狗 2049m

11時21分 五合目小屋跡に到着。

ここで昼食タ〜イム♪

 

ここまで暑い中よく頑張った♪

ここで しっかり休憩して

今日の目的地 七丈小屋までの

最後の急登に挑む!

 

ここからは 梯子と鎖の連続。

でも・・・楽しいんだよね。

ワクワクo(^ー^)o

五合目小屋跡で昼食

この長〜い急な梯子からスタート!

昼食後 先ずは いきなりの長〜い垂直に近い梯子登りからスタート・・・ワクワクo(^ー^)o

イェ〜イ♪

梯子のような橋を渡るテラさん

垂直な梯子を登る相棒さん

長〜い垂直に近い梯子・・・梯子様な下が丸見えの橋・・・太い鎖場・・・切り立った岩登り・・・

(* ̄0 ̄)/ ファイトォ!  イッパ〜ツ!!

さすが!テラさん! 体育会系山ガール

負けじと 矢車草さんも レ(゜゜レ) 

相棒さんは 余裕で・・

汗だくで登ります・・・もうすぐ小屋だ! 南アルプスの天然水で冷やされた缶ビールが待ってるぞ〜♪

ビ〜ル♪ ビ〜ル♪ ビ〜ル!!

七丈小屋

13時11分 七丈小屋に到着。

お疲れ〜らいす♪

 

素泊まり 寝具持参で3500円也。

汗ビッショリのシャツを着替えて

早速 ( ^_^)/□☆□\(^_^ )

カンパ―イ♪

よく冷えたロング缶700円也。

南アルプスの天然水で

よ〜く冷えたビールで宴会開始♪

ちょっと 周囲がガスガスだけど・・・。

こんな時間から ええーんかい?

( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ

缶ビールの他に

矢車草さんが持ってきたワイン

テラさんが持ってきた自家製梅酒

ボクが隠し持っていたウィスキー

いいね〜♪

各自持参したツマミもいい感じ♪

ボクが持ってきた砂肝 好評でした。

(*’-’*)エヘヘ♪

そして・・・メインは

矢車草さんと相棒さんが作ってくれた

イタリアンの鍋・・・トマト風味で

美味かったぁぁ!

砂肝を網焼きで・・・

鍋料理シェフ・・・相棒さん

我々・・・食べる人〜♪

美味い♪

最後は・・・リゾットで

ずーっと 周囲はガスで真っ白・・・時折 晴れかかるも なかなかガスが取れない。

宴会の〆に リゾットを食べ終わった頃 ようやく鳳凰三山が見えてきた。

そして・・・陽が沈む頃 富士山が見えた♪

明日は・・・・晴れるかな?

明日は いい天気になりますように・・・

陽が沈み暗くなると・・・もうやることはなし。

おやすみなさ〜い♪

 

〜2日目〜

七丈小屋〜御来迎場〜甲斐駒ヶ岳〜御来迎場〜七丈小屋

〜五合目小屋跡〜刃渡り〜笹ノ平〜竹宇駒ケ岳神社〜尾白渓谷駐車場

七丈小屋を出発

4時 起床! 簡単な朝食を食べて

甲斐駒アタックの準備をする。

不要な荷物は小屋に置いて

軽くなったザックを背負って

5時13分 甲斐駒のピークを目指し

アタック開始!

 

寒くはない・・・

だんだん明るくなってきた。

ただ 雲が多くて ・・・

御来光は拝めなかった。

雲が多くて 御来光は拝めず・・・

それでも太陽が昇ると

登山道が金色に輝きキレイだった。

すぐに森林限界を超えて

這松の中を登って行く。

 

5時58分 御来迎場に到着。

ここが八合目にあたる所だ。

ここでやっと雲がとれ

鳳凰三山と富士山が見えた。

そして 北岳〜塩見岳へと

南アルプスの山並みも・・・。

朝日が当たって輝く登山道

御来迎場

あそこが頂上かなぁ?

北の方に目を向けると・・・

槍・穂高連峰が雲海に浮かんでいる・・・・乗鞍も。

 

矢車草さんとテラさんが 「あそこが頂上かなぁ?」って・・・

いえ・・・あの一番高い所に見える2本の剱の向こう側に頂上だよ。

あの2本の剱の真下を通っていくんだよ。

でも・・・・甲斐駒方面は 見事な青空♪

雲 一つもないよ。

自称 雨女のテラさんに ボクの晴れ男パワーが勝った♪

<o( ̄^ ̄)o> エッヘン!!

なんちゃって・・・

2本の剱が刺さる岩の下を過ぎると

ようやく甲斐駒のピークが見える。

 

もう完全に雲海の上にいる。

周囲の眺望が素晴らしい。

雲海に浮かぶ山塊は

海に浮かぶ船のようだ。

 

あぁ・・・夜叉神 鳳凰三山から

アサヨ峰北沢峠へ続く稜線。

あそこを歩きたいなあ!

岩の頂に刺さっている2本の剱

ようやく見えた甲斐駒のピーク

晴れ男パワ〜 全開!!

鳳凰三山〜アサヨ峰への稜線

眺望を堪能する相棒さん

登山道には 這松もなくなり 花崗岩の白いザレた登山道を登って行く。

駒ヶ岳神社 本社

7時3分 駒ヶ岳神社本社を通過。

ここから一段下がった所で

北沢峠からの登山道と合流。

 

7時7分 甲斐駒ケ岳山頂に到着。

2967mの頂に立つ!

 

山頂は 暖かく 風も気持ちいい♪

最高の甲斐駒日和だあ!

\(^o^)/バンザーイ!!

360度 大パノラマが広がっている。

甲斐駒ヶ岳山頂

3回目の登山のテラさん

ガッツポーズで山頂に到着!

雲海に浮かぶ日本の名峰

南アルプスの3000m級の稜線が

ずーっと南に延びている。

南アルプスの山容が 一目で判る。

こんなにいい天気じゃあ

ライチョウには 会えないなぁ・・・

って言っていたら・・・

ライチョウ一家が 登場!

ポーズをとってくれました。

テラさん 思わずガッツポーズ

甲斐駒ヶ岳 2967m

鳳凰三山と富士山

八ヶ岳

仙丈ヶ岳

槍・穂高連峰

乗鞍岳

御嶽山

北岳〜赤石岳 南アルプスの稜線

ライチョウ(雄)

ライチョウ(雌)

ライチョウ一家の撮影会が終わって・・・

あれ? もう45分も山頂にいるよ・・・・。

今回は 黒戸尾根を下るので 山頂には15分くらいで

すぐに下ろうという予定だったのに・・・ (*’-’*)アハハ♪

だって・・・この眺望と青空だもんね♪

しかも・・・ライチョウに歓迎されちゃあ すぐには帰れないよね。

 

それでも・・・名残惜しいけど(昼寝したくなっちゃったけど)

ここから下山には 8時間くらいかかりそうだから・・

そろそろ下山しなくっちゃぁ・・・・・

7時53分 下山開始。

甲斐駒三銃士!

下山開始

七丈小屋に近づいた頃から

日帰り登山者と すれ違う。

もうここまで登って来ちゃうんだあ。

凄いなあ・・・・。

 

七丈小屋で荷物を回収し

9時24分 尾白渓谷に向かって

黒戸尾根を下山開始。

 

だんだんガスの中に入っていき

周囲は真っ白に・・・。

ついに・・小雨が降りだした。

七丈小屋をあとにする

今頃 山頂はガスの中なのかなぁ? ボクらは いい時間に登ったね・・・ V(^0^)

尾白川の吊り橋に戻ってきた

垂直に近い梯子を下り 鎖で大きな岩を下り・・・

刃渡りから下は 蒸し暑い森林帯の中の急な下り

黒戸尾根のタフなコースを下ることが かなり不安だったけど

案外 順調に下ることができた。

 

14時9分 無事に尾白渓谷駐車場に帰還。

お疲れ〜らいす♪

疲れたぁ!

 

駐車場脇の売店で かき氷を食べて一息。

美味いね〜♪

 

黒戸尾根ピストン山行・・・1泊とはいえ けっこうタフな山行だったなぁ。

みなさん ホントにお疲れ様でした。