硫 黄 岳(2760m)

(7回目)

2010・2・12〜2・13

長野県茅野市

 

〜1日目〜

美濃戸⇒北沢⇒赤岳鉱泉

今年の結婚記念日は赤岳鉱泉に泊まって 翌12日に硫黄岳へ登ろう!

新年早々 こんな予定を立てていたんだけど・・・・

天気予報最悪・・・11日・12日は曇りのち雨 降水確率80%

しかし・・・13日は晴れマークがついている。

ギリギリまで 複数の天気予報のサイトを見ていたが状況は変わらない。

そこで直前になって 日程を1日ずらして 12日13日の1泊山行に変更。

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赤岳山荘駐車場

雪の降る中美濃戸口に到着。

美濃戸への林道入口にゲートがあったけど

半分開いていたので そのまま美濃戸へ向かう。

林道は思ったほど雪が無く 無事美濃戸に到着。

赤岳山荘にて2日分の駐車料金2000円を払い

ガラガラの駐車場に停め 支度をする。

相変わらず雪が降っているが 乾いた雪なので

赤岳鉱泉までなら なんの問題もないだろう。

ガラガラの駐車場

美濃戸山荘は休業中

北沢ルート・・・林道歩き

北沢ルートと南沢ルートの分岐

10時50分 −7℃の美濃戸を出発!

今回は 初めて登りで北沢ルートを行く。

北沢ルートの始まりは 長〜い林道歩きだ。

今日の寒気で赤岳鉱泉から赤岩ノ頭のルートが

新雪が多い時の為にスノーシューを背負って歩く。

林道は サクサク凍りかけた雪だが

アイゼンを付ける必要はなさそうだ。

サクサク凍りかけた林道

林道の終点の堰堤の所から登山道になる。

何回か北沢に架かる橋を渡りながら

北沢沿いに登っていく登山道だ。

雪がいっそう強く降ってきて だんだん積雪も

増えてきた・・・でも風が無いので寒くない。

それどころか 静かに降る雪がキレイに感じる。

ただ・・・ガスっぽくて すぐに飽きたけど。

(*’-’*)アハハ♪

白く静かな世界

林道終点の堰堤

北沢沿いの登山道

だんだん雪が深くなる

何回か北沢を渡る

12時43分 赤岳鉱泉に到着!

名物の大きなアイスキャンデーが目に付く。

アイスクライミング用の人工的な壁だけど・・

さすがにこの天候では・・・誰も登っていなかった。

夏の赤岳鉱泉と違って 入口がどこだか判り難い。

それだけ雪が多いという事なんだなあ・・・。

とりあえず・・・・小屋の中へ!

アイスキャンデー

赤岳鉱泉に到着

( ^_^)/□☆□\(^_^ )

1泊1人9000円・・・大広間に通される。

プラス4000円で個室を借りることができる。

(何人でも1部屋4000円とのこと)

大きなコタツ付きの個室は プラス5000円。

ベッド付きの個室は プラス7000円とのこと。

小屋は暖かく外の世界とは別世界。

(こんなに暖かい山小屋も珍しい・・・)

小屋の中もキレイで ペンションのようだ。

これで終わるハズが・・・

先ずはビールとワンカップで( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ 

(。-_-)ん? 缶に御柱祭りのロゴが・・・・。

そうか・・・今年は本祭の年かぁ・・・。

福岡から来ていたガイドの方と話が盛り上がっちゃって・・・・

結局 ボクはビール5本 ワイフはワンカップ3杯飲んじゃった・・・。

18時 楽しみにしていた夕食タイム。

ここの食事は豪勢で美味しいことで有名なんだ・・・ステーキとか出るみたい。

今日は・・・キムチ鍋とホッケのヒラキとポテトサラダ。

フルーツはオレンジとキューイだ。

今日の夕食

まさか八ヶ岳の山小屋で北海の焼魚が出るとは思わなかった・・・(*’-’*)アハハ♪

ステーキではなかったが・・・美味かったぁ♪ 素敵(ステ〜キ)な食事だった・・・。(*’-’*)アハハ♪

 

食後は・・・そのまま寝ちゃった・・・・・明日の晴天を信じて。

〜2日目〜

赤岳鉱泉⇒赤岩ノ頭⇒硫黄岳⇒赤岩ノ頭⇒赤岳鉱泉⇒美濃戸

6時30分からの朝食後 支度をして外に出ると

赤岳が見えている・・・。

阿弥陀岳の山頂も朝日に輝いている。

こりゃあ・・・今日は いい天気になるんでないかい。

\(^o^)/バンザーイ!!

風が無く 寒さを感じないし・・・・

今日の山行は 期待できそうだ!

天気は・・・・晴れ?

赤岳

阿弥陀岳山頂

さあ! 出発!

小屋の前でアイゼンを装着・・・準備完了!

7時40分 期待を胸に・・・いざ!出発〜ッ!

ワクワクo(^ー^)o

登山道は 昨日降った雪かな?

フカフカの新雪タップリだぁ!

時折 大同心や赤岳〜阿弥陀岳の稜線が見える。

だんだん天気が良くなってきたぞォ!!

一気に 晴れてしまえ〜!!

沢を飛び越えて!

大同心(横岳)

左から 赤岳 中岳 阿弥陀岳

けっこう 急登♪

森林限界が近づくにつれ どんどん空が碧くなっていく・・・・ワクワクo(^ー^)o

空が碧くなってきたぞ〜! ワクワクo(^ー^)o

もうすぐ森林限界

大ダルミ

そして・・・森林限界突破!

谷を挟んで その向うには横岳から硫黄岳への

大ダルミ・・・青空の下 雪が輝いているぞ〜♪

素晴らしい天気になったぞ1

やっぱり・・・ボクは晴れ男だったんだぁ!

V(^0^) 

硫黄岳山頂に着くまで ガスるなよ〜!!


ココが森林限界

森林限界を突破すると今まで経験したことのない世界が広がった。

風が無いので暖かくさえ感じるが トレースの無い新雪の斜面を

登るのは ちゃっと勇気がいる・・・・ピッケルのピック部分を雪に刺し込みながら

アイゼンノ爪先を雪の斜面に蹴り込みながら ゆっくりと確実に登っていく。

ワイフが後に続いてのぼってくる。 背後に 南八ヶ岳 左に南アルプス。

もうすぐ赤岩ノ頭に到着だぁ! (* ̄0 ̄)/ ファイトォ!


トレースなしの斜面を登る

ワイフが後に続いて登る

 
後に赤岳〜中岳〜阿弥陀岳

9時17分 ついに赤岩ノ頭に到着!

登りきったぞォォ! \(^o^)/バンザーイ!!

風の通り道になる地形でいつも強風が吹いている

そんなイメージを持っていたが・・・・

今日は 無風! 寒くない・・・・暖かい!

そして・・・この眺望!

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\(^o^)/バンザーイ!!

ここから硫黄岳への稜線上が見える・・・。

ボクらの前を行く人は・・・1人。


赤岩ノ頭

先行者は・・・一人

急斜面の向うに天狗岳

この急斜面を登る

9時20分 赤岩ノ頭を出発・・・硫黄岳を目指す!

上の写真・・・天狗岳の手前の急斜面

この斜面を登って行くと・・・急に風が強くなってきた。

さすがに寒くなって 帽子とファイスガードを装着!

そして・・・ゴーグルも。 ついにゴーグル・デビュ〜!

ワイフも頑張って登ってくる・・・飛ばされるなよ〜!

眼下には赤岩ノ頭に小さな人影が見える。


赤岩ノ頭にいる人が みるみる小さくなっていく

ワイフも強風の中 頑張って登る・・・レ(゜゜レ) 

山頂直下で 先行者がもう下りてきた・・・。 

風が強いので夏道のルートではなく 風下側から登った方がいいとにアドバイスをしてくれた。

9時54分 硫黄岳(2760m)山頂に到着!

厳冬期の八ヶ岳・・・登ったんだぁ!

2760m・・・ボクの厳冬期の最高峰だぁ!

<o( ̄^ ̄)o> エッヘン!!

 

広い硫黄岳の山頂は・・・白一色の世界。

ボクら二人の貸切の頂上だぁ!

名物のケルンも標識も・・爆裂火口も

全てが雪と氷の世界になっている。

 

風は強いけど・・・そんなに寒くない。

強風といっても いつもよりは 弱い風なんだろうな。

 

広い山頂をカメラ片手に駆け回ってしまった。

(*’-’*)アハハ♪

あれ? ワイフも同じだぁ!


硫黄岳 2760m

ケルンと天狗岳

爆裂火口

標識もフラッグ状態

気象観測小屋も真っ白

大ダルミ方面のケルン

(。-_-)ん? 大ダルミ方面へ下る方のケルン群

まるで墓石のようになってるぞォ・・・・・。

10時10分  一人登山者が登ってきたので

下山することにした・・・・。

この強風の中16分も山頂を走り回っていたのか。

(*’-’*)アハハ♪


それだけ・・・感動の山行になったってことだな。

V(^0^)


ピッケルと八ツ

青と白の世界にワイフのジャケットが映える

THIS IS IT ♪
凍りついた雪の斜面は 当然のごとく 登りより下りの方が危険。   慎重に下る。

山頂直下の下り

ココまで来れば一安心

赤岩ノ頭に戻ってきた

雪の八ヶ岳に乾杯♪

赤岩ノ頭手前まで下りてくると風はピタリと止んだ。

こんなにも違うものなのか?

10時20分 赤岩ノ頭に戻ってきた・・・風が無いし 八ヶ岳がキレイだ。

ココで カプチーノで 八ヶ岳に( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ

しばらく ココにいたくなっちゃうほど気持ちいいや♪

しかし くつろいでいると だんだん登ってくる人が増えてきたので

10時40分 赤岩ノ頭より下ることにした。

赤岩ノ頭より森林帯に入るまでの下りは慎重に・・・・。 ココで滑ったらせっかくの楽しい山行が・・・。

森林帯に入れば一安心・・・ピッケルの代わりにストックを使って下っていく。


赤岩ノ頭からの下り斜面

森林帯に入れば もう安全

赤岳鉱泉に到着

アイスキャンデーの横を通って

11時28分 赤岳鉱泉に戻ってきた・・・天候悪いぞ・・・・ガスガスじゃん。

ココは素通り・・・雪が降り始める前に下っちゃおう!


エッ? なに? この石!

つっかえ棒??

登ってくる登山者多いなあ・・・。

そういえば 今日の赤岳鉱泉の予約は150人って

言ってたなあ・・・・っつーことは それ以上?

 

(。-_-)あれ? 昨日は気付かなかったけど・・・

すごい状況の大きな岩を発見!

名にコレッ? つっかえ棒???

マジっすか??


登山道が凍ってる

この林道歩きが・・・長い

昨日と違って 雪が凍っている・・・標高が低い方が寒いのか?

堰堤を過ぎて林道歩きが始まる・・・ここからが長い!

飽きがくるほど・・・・長い!

 

12時42分 ようやく赤岳山荘駐車場に到着!

無事 厳冬期八ヶ岳1泊山行を終えた。

今回のこの山行・・・本当に楽しかったなあ!

 


駐車場は車が増えていた
帰りは・・・「樅の湯」で汗を流し 帰路に着く・・・。