木曽駒ヶ岳

(2956m)

2009・6・14

中央アルプス

 

千畳敷⇔浄土乗越⇔中岳⇔木曽駒ヶ岳

50歳になっての初めての山は 中央アルプス木曽駒ヶ岳2956m。

以前から登りたいとおもいつつ 未踏の山になっていた。

今回は 梅雨時で 残雪の木曽駒・・・眺望は どうだろう??

将来的には 夏に登りたいので 下見を兼ねて単独で登ってみた。

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菅ノ台バスセンター駐車場

14日0時前に菅ノ台バスセンターの駐車場に

到着! 駐車料金は前払いで400円。

思っていたより車が少なくて なんか拍子抜け・・・。

2時過ぎに強烈な雷雨・・・車の屋根に当たる雨音と

カミナリの音で目が覚める・・・マジかよ!

うるさくて・・眠れない。 1時間ほどで止んで

再び眠ったと思ったら・・またしても強烈な雨音。

Σ( ̄ロ ̄lll) 

朝まで止まなかったら・・・・このまま 帰ろうっと!

運よく雨は30分ほどで止んだが・・・・なんか眠れなくなっちゃった。

 

朝になっても・・・・車の数が増えない・・・・???

登山者 あまり居ないのかなあ??

6時過ぎても だれもバス停に並ばないし・・・・。

6時15分くらいに ボクが並んでから 数人が並び始めた・・・・・。

菅ノ台バスセンターから7時12分のバスで

しらび平に7時51分に到着。

しらび平から8時のロープーウェイで

一気に千畳敷まで1000m標高を登ることになる。

バスとロープーウェイの往復券で3800円。

ロープーウェイは7分程度・・・かなり速い!

千畳敷ホテルと駅が一緒になった建物に到着。

意外と・・・小さな建物だなあ。

登山届けを簡単に書いて 提出用のトレーに

入れようとして・・・・・(。-_-)ん?

誰一人 登山届け出してないじゃん!!

千畳敷ホテル前にて

駒ケ岳ロープーウェイ

千畳敷駅に到着

千畳敷カールの雄大な光景を想像して建物の外に出ると・・・Σ( ̄ロ ̄lll) 

ガスで・・・・真っ白!! な〜んも見えないじゃん!!

アイゼンを装着して ピッケルを用意して いざ!

千畳敷の係員にどの方向に歩けばいいのか訊いて

8時30分 視界のない千畳敷を登り始める。

少し登ると 前方に登山者発見!

あの人を見失わないように 追いかけよう!

かなり急斜面だが 周囲がガスで見えないので

恐怖感はまったくない・・・・。 後を振り返っても

下から登ってくる人が微かに見えるだけ・・・・・。

どこまで登るの?

振り返ると・・・

けっこうな急斜面

右側に大きな岩が現れた・・・よく見ると

けっこうな急斜面を登っている事に気付いた。

(*’-’*)アハハ♪

雪の斜面を登っているのに 風が弱いので暑い!

ついにジャケットを脱いで登り始めたけど

さほど寒さは感じなかった。

雪の無い登山道が見えたので アイゼンを外す。

それからすぐに 登りが終わり平坦部に出た。

乗越浄土

9時1分 乗越浄土に到着!  周囲は相変わらずガスで真っ白・・・何も見えません。

これから進む方向は・・・???

先行者が休憩をしていて 話をすると静岡市清水区の方だった。

この方は何回か木曽駒に来ているとのことで GPSも持っていたので 御一緒していただきました。

宝剣山荘

登山道脇に張られたロープがあっても

登山道が広いので 一人で歩いたら

すぐに方向がわからなくなってしまいそうで

本当に助かりました。  ありがとうございました。

 

稜線の登山道にはほとんど雪は無かったけれど

さすがに3000m近くの稜線・・・・寒い!

すぐにジャケットを着て歩き始めた。

中岳

中岳頂上の脇を通り 一旦下ってから再び登ると 駒ケ岳頂上山荘があり 

その左側から登ると ガスの中に薄っすらと祠が見えてきた!

(。-_-)ん? あれが木曽駒の山頂かな?

 

9時43分 木曽駒ヶ岳2956m山頂に到着!

山頂は けっこう広そうだ・・・・ガスで真っ白で何も見えない。

っつーか 山頂がどのようになっているのかも判らない・・・┓(´_`)┏

ただ 山頂方位盤と ほとんど字の消えかかった山頂標識があり

薄っすらと山頂が見えた!

イェ〜イ V(^0^)

ちょっと離れた位置に2つの神社が祀られていた。

一般に「木曽駒ヶ岳」というが 昔から伊那の人は「伊那駒ケ岳」といったらしく

頂上の木曽側に木曽駒ヶ岳神社 伊那側に伊那駒ケ岳神社がある。

そういえば・・・駒ヶ根の看板や道路標識には「木曽駒ヶ岳」とは書いてなく

「駒ケ岳」になっていたなぁ・・・・・・    なるほど!ザ・駒ケ岳!     

  

どうでもいいけど・・・周囲が まったく見えないよ〜 Σ( ̄ロ ̄lll) 

木曽駒ケ岳神社

伊那駒ケ岳神社

木曽駒ヶ岳 2956m

まったく見えない山頂で ガスが晴れることは期待できそうにないので

10時 木曽駒ヶ岳をあとにする。

予定ではこれから宝剣岳に登って極楽平から千畳敷へ下山の予定だったけど・・・・

このガスじゃあ・・・宝剣へ行ってもしょうがないかな・・・。

宝剣岳・・・ガスの中にボンヤリと・・・判るかな?

宝剣山荘横の高台まで来て 宝剣が見えるハズの

方向を見ていると・・・一瞬だけ ボンヤリ見えた!

今日は これが精一杯かな・・・・。

残念だけど 今日は宝剣岳は諦めて

乗越浄土から 千畳敷へ下ることにした。

10時41分 ふたたび乗越浄土へ戻ってきた。

再び・・・浄土浄土

ガスで下が見えない!

乗越浄土から

今から下る千畳敷カールを見下ろすと・・・・

Σ( ̄ロ ̄lll) 

・・・・ガスで な〜んも見えませ〜ん!

 

アイゼンを装着して ゆっくりと慎重に下り始める。

雪質がちょっと柔らかくなって 水分が多いようだ。

滑らないように・・・・慎重に一歩一歩下る。

 

(。-_-)ん?

いきなり・・・・ガスが晴れて

カールの底が見えてきたぞ〜ォォ!!

なんだぁ!!

 

千畳敷ホテルもしっかり見えてるじゃあないか!!

振り返ると・・・乗越浄土上空もガスが晴れた!

慎重に千畳敷カールを下り始める

カールの底が姿を現した!

稜線がハッキリ見えてるじゃん!

Σ( ̄ロ ̄lll) 

登り返して 木曽駒山頂へ戻るか?

宝剣へアタックするか??

う〜ん・・・・  迷うなあ・・・。

まだ時間は早いし 充分時間はある・・・。

迷うところだぁ・・・

千畳敷ホテル

稜線のガスも晴れた

宝剣岳

や〜めた!

登り返すのは・・・面倒くさい!

宝剣は 次回にとっておこう!

(*’-’*)エヘヘ♪

 

現れた宝剣を見ていると

宝剣の岩壁をクライミングしている人を発見!

どうも男女二人のようだ・・・。

 

さっきまで ガスでなにも見えない状況だったのに

よく登るなあ・・・・

恐ろしいなあ・・・みている方が怖いよォ・・・。

ボクには 絶対無理だな・・・クライミングは。

(*’-’*)アハハ♪

宝剣の岩壁をクライミング

 

ガスが晴れて視界が良くなったばかりか 青空さえも出てきちゃった。

振り返っては 稜線上を見上げたり カールの周囲の山を眺めたり

ちょっと残念な気持ちをもちつつ 眺望を一応・・・楽しみながらの下山です。

 

11時19分 無事 千畳敷ホテル(ロープーウェイ駅)に戻ってきました。

V(^0^)

千畳敷ホテル前には 観光客の方々が 雪の千畳敷カールを堪能していました。

こんなに雪が少なくなっても こんなに観光客が来るんだなぁ・・・ここは。

今日は 登山者よりも 圧倒的に観光客の方が多いな。

ゴール直後 晴れた稜線を見て・・・Σ( ̄ロ ̄lll) 

千畳敷ホテル前は観光客で賑わっていた

ボクの中央アルプス・デビュ〜は ちょっと残念な天候になっちゃったけど・・・・

それでも 今年最後の雪山歩きを堪能できたし

御一緒していただいた清水区の男性とも楽しい会話と山歩きができたし いい出会いだったな。