塩 見 岳
(3052m)
2007・10・6〜10・7
南アルプス
〜1日目〜
鳥倉林道駐車場〜登山口〜三伏峠小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜塩見小屋
塩見岳山頂は西峰と東峰に分かれ、標高は 西峰が3047m、東峰が3052mだが 三角点が西峰に設置されているため 低い西峰の標高3047mが塩見岳の標高と されているらしいが・・・
♪そんなの関係ねぇ〜♪そんなの関係ねぇ〜♪ 納得いかないよ〜!
調べてみると・・・ガイドブックによっては 標高を3052mとしている本もあるので ボクのHPでは あえて3052mとします。 |
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10月5日22時 自宅を出発! 東名〜東海環状〜中央と高速を走り 松川ICで下りる。 松川ICから鳥倉林道へ向かう道路が工事のため6日まで全面通行止めだって・・。 Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン 聞いてないぞォォォ! かなり 遠回りして 細い山道をくねくねと走り・・・ 鳥倉林道駐車場に 6日1時半頃 到着。 駐車場には すでに多くのの車が停まっていた。
朝5時 起床! 支度をして・・・5時50分 元気に駐車場を出発! 駐車場脇のゲートの横の登山届ポストに登山計画書を入れて ゲート内へ。 ここから登山口まで 約30分歩く。 |
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鳥倉林道駐車場 |
駐車場脇の林道ゲート |
先ずは・・鳥倉林道を歩く |
登山口に到着 |
登山口 |
6時25分 登山口に到着! 天気は メチャメチャいいぞォォ! もう暑くなってきた・・・。 6時33分 登山口に出発! ここから 三伏峠まで 3時間の急登! 覚悟を決めて 蒸し暑い森林帯の中の 急登を登り始める。 でも・・思ったより 歩きやすい登山道だ。 |
最初から急登 |
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急登ではあるが 歩きやすい登山道・・・一歩一歩ゆっくり進めば 意外に楽に登れる。 何人かの人を追い抜きながら 順調に登っていく・・後から登ってくるワイフを励ましながら。 ただ・・・途中 いくつかの丸太で組んだ古いハシゴと橋があるのだが・・・・ これが 湿っていて滑る滑る・・・微妙に危ないシリーズだ。 三伏峠に近づいた所に水場があった。 マグカップに酌んで一気に飲む・・美味い! |
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微妙に滑るハシゴ |
歩きやすい登山道 |
微妙に危ない橋 |
水場 |
三伏峠に到着 |
8時43分 三伏峠小屋に到着! ここは 日本一高い峠 三伏峠の入口。 今まで深い原生林の中を登ってきて眺望は なかったが・・・ここで 初めて鉄兜のような 塩見岳が見えた! (ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!! と・・・思っていたら 一瞬うちに ガスが ガスが流れてきて 真っ白なガスの中に 塩見岳は消えていった・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン |
三伏峠小屋 |
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初めて姿を現した 塩見岳 |
ここは2590m 日本一高い峠の入口 |
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分 岐 |
8時55分 三伏峠小屋 出発! テント場の横を下ると 分岐があり 右は荒川岳へ 左はボクらが目指す塩見岳。 一旦下って すぐに登り返す。 9時4分 三伏山(2615m)山頂に到着。 あたりは 真っ白・・・・ガスの中。 全く眺望はないので・・・そのまま通過。 風も出てきたし なんか暗くなってきたぞ・・ |
三伏山 2615m |
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紅葉も少し始まってます |
空模様が怪しくなってきちゃったなぁ・・マズイなぁ・・雨降るなぁ!
さすがに このへんまで登ってくると 風が冷たいなぁ。 周囲の木々も少し色付いてきている・・・紅葉が始まってる。
9時58分 本谷山(2658m)山頂に到着。 相変わらず・・・ガスで真っ白・・・眺望ナシ! 記念撮影だけして 10時4分 一気に下り始める。 |
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本谷山 2658m |
だんだん紅葉がキレイに |
一気に100m以上 下り森林帯の中の急登を 再び登り返すと 周囲の木の色は いっそう赤や黄色に染まってきた。
(。-_-)ん? もう塩見小屋? いきなり・・小さな小屋が現れた。 11時35分 塩見小屋に到着! 予定より かなり早い時間に到着した。 そんなに早いペースで登れたのかな? |
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予想外に・・・昼前に塩見小屋に到着しちゃうと・・・ 今日 塩見岳に登りたくなっちゃうなぁ。 でも・・・塩見岳はガスの中・・時々 天狗岩が見えるが山頂は 真っ白いガスの中・・・とりあえず・・・昼飯 喰うかぁ!! 今日もインスタントラーメン・・・わかめを入れて わかめラーメン。 塩見岳を見ながら(って ガスで見えないけど・・・)食べる昼食。 (。-_-)ん? だんだんガスがとれてきた?? (ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!! 完全に塩見岳が見えたぞ〜! |
塩見小屋 2766m |
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塩見岳にはガスが・・ |
わかめラーメン |
塩見をおかず(?)に昼飯 |
左が西峰 右が天狗岩 |
空には白い雲がかかっているが 塩見岳は完全なる姿を現した。 右が天狗岩・・・左に 西峰(3047m) その後に 東峰(3052m)があるはず。 こりゃあ もう登るしかないでしょう! (* ̄0 ̄)/ オゥッ!! 急いで 食事を済ませて 宿泊手続きをすると(寝具ナシ1泊2食 1人7000円) 1人500ccの水(オーナーが水場から今日汲んできた水)を貰えます。 そして トイレの使い方と注意事項の説明を受けます。 トイレは 洋式の便座に汚物袋(手続き時に男1枚女3枚渡される)を セットして 済んだ後トイレの外の汚物専用の保管場所へ捨てること。 |
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小屋の案内を受ける |
そして寝場所へ案内された。・・・小屋の入口の脇の小さな狭い蚕棚。 ここに・・・ワイフは荷物を全部置いて ボクは シュラフなどの大きい荷物を置いて さあ塩見岳へ!! 小屋の外に出ると・・(ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!! 奇跡かぁぁ?? 青空が広がってるでは ないかぁ!! やっぱり ボクは・・・晴れ男だぁ!! \(^o^)/バンザーイ!! 小屋の高台に登ると・・・眺望が素晴らしい! |
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南アルプス北部の山並み・・・この間歩いた白峰三山もキレイに見える(クリックするとちょっとだけ大きくなります) |
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最初は気持ちいい稜線歩き |
この眺望で 一気にボルテージが高まった。 甲斐駒は まるで冠雪しているかのように 山頂が白い・・花崗岩の白さって すごいね。 気分も最高潮! 12時35分 塩見岳山頂を目指す! 先ずは 陽のあたる稜線を気持ちよく登る。 風も無く 暖かな陽射しを受けて 誰もいない稜線は とても気持ちいい! |
甲斐駒 |
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気持ちいい稜線歩きは やがて岩場となり 天狗岩を巻いて一旦小さなコルを下ると ここから 一気に急な岩場の斜面を登る。 右の写真を見ると すごいトコを登っているように見えるけど 実際は たいしたことなく簡単に登れます。 |
上の方にボクがいるのが わっかるかなぁ〜? |
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ワイフは空身でラクラク・・ |
もう少しでピークだぁ! |
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たまに 下ってくる人とすれ違ったけど ほとんど人と会わない静かな登りでした。 空身で登ってるワイフに 「日帰りですか?」って 訊く人がいた。 けっこう日帰りで登る人がいるようだ。 すれ違った人の中には 日帰りで 蝙蝠岳まで行ってきたという人がいました。 塩見岳だけなら ともかく・・・蝙蝠岳も? バケモノかぁぁ・・・? まあ ボクには別次元の話だけど。 (*’-’*)アハハ♪ |
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登ってきたなぁ・・・ |
手前が西峰 奥に東峰 |
岩場の斜面を登りきると すぐ目の前に西峰があらわれ その奥に東峰。
ボクは来ることは無いだろうと思っていた 南アルプス深部の塩見岳3052m山頂が もうすぐ目の前に・・・。 しかも この青空・・・ そして 誰もいない貸切状態の山頂! |
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13時33分塩見岳西峰(3047m)に到着! 青空 無風 気持ちのいい山頂だぁ! 南アルプスはもちろん 中央アルプス 北アルプスの槍穂 立山 白馬の山々。 すごい眺望が広がってるよ〜! \(^o^)/バンザーイ!! もちろん 富士山だって バッチリ見える! |
塩見岳 西峰(3047m)山頂 |
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東峰 目指して |
雲海から頭を出す富士山 |
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13時37分 塩見岳西峰をあとに東峰に向かう。 13時40分 塩見岳東峰(3052m)に到着! パラダイス! パラダイス! |
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塩見岳 東峰(3052m)山頂 |
蝙蝠岳への稜線 |
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あの稜線を歩くと気持ちいいだろうなあ・・・ |
いつの日か・・・あの稜線を歩くぞォ! |
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13時51分 塩見岳 撤収〜っ!! 大満足の塩見岳山頂! \(^o^)/バンザーイ!! 今日 登る予定の無かった塩見岳だけど・・・ 登って 良かったぁぁ! V(^0^)
14時36分 塩見小屋に無事帰還。 素晴らしい山行になったなあ! |
東峰から西峰への稜線 |
撤収〜♪♪ |
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塩見小屋に無事帰還 |
オーナーは・・虎ファン |
塩見岳に ( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ |
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塩見小屋に戻って すぐに缶ビール。 もちろん・・塩見岳に ( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ―イ 16時半からの夕食まで まだ時間があるので 荷物の整理をして寝床を作ってから ボ〜ッと塩見岳を長めて過ごす。 (*’-’*)エヘヘ♪ |
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今夜の寝床・・・ここに2人 |
塩見岳・・カッコエェ |
色付く木々 |
夕食〜ッ! |
ビールを飲みながら どんどん変わる塩見岳の表情を眺めているだけで とても幸せな時間を過ごしているような気になった。 ここは本当にいい所だ・・・来て よかったぁ! 小屋のオーナーもタイガースファンだし・・。 (*’-’*)アハハ♪
16時半 夕食が始まる。 小さな食堂に 15〜6人ほどが入って 一回目のグループの食事。 これが また美味かったぁ! コロッケにかけるソースは ゴマ入りの特性ソース。 そうめんにゆずを下ろした薬味を入れて食べるのは初めての経験。 美味かったぁ!! |
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夕陽に染まる・・塩見岳 |
槍 穂高も 夕陽に染まる・・・ |
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夕食後 だんだん気温が下がってくるが 夕陽を浴びて 変わっていく景色を楽しみながら 日没を待つ。 日没後 18時前には 早めの就寝!
今日 一日 お疲れ様〜!! |
*** 追 記 ***
塩見小屋 先日 NHKの「小さな旅」で紹介されてたように
少ない人数(オーナーと男1人女1人の従業員・・・計3人)で営業している
小さな小屋で 水道もないなど 少々不便もあるけれど・・・
ホントに細やかな気遣いまでしてくれる暖かい山小屋でした。